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米昼ドラ出演俳優、窃盗犯に撃たれ死去 37歳の早すぎる旅立ちに家族や共演者が追悼「全ての人の道徳的模範」

ねとらぼ / 2024年5月27日 14時20分

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ジョニー・ワクター(画像はソフィア・マットソンのInstagramから)

 米俳優ジョニー・ワクターが現地時間5月25日、37歳で亡くなりました。ソープオペラ(いわゆる昼ドラ)「ジェネラル・ホスピタル」にブランド・コーエン役で出演していたことで知られるジョニーは、自身の車の触媒コンバータ―を盗もうとしていた3人の男性を目撃したことにより、銃で撃たれ命を落としたとのことです。

●窃盗犯に撃たれて死去

 米ロサンゼルス市警察の発表によれば事件が起こったのは同日午前3時ごろ、知人と歩いていたジョニーは自身の車の触媒コンバーターを盗もうとしていた3人組を発見。すると3人組のうち1人がジョニーに向かって発砲し、その後3人とも逃走したといいます。

 通報を受け3時15分に警察が到着し、ジョニーは搬送先の病院で死亡が確認されました。触媒コンバーターは汚染物質を除去するための触媒で、プラチナやロジウムといった貴金属を含むため、日本国内でも近年盗難事件が増加しているとたびたび報じられています。

●母親と代理人が認める「理解に苦しみます」

 ロサンゼルス市警察は事件の発表に際しジョニーの名前を出していませんでしたが、ジョニーの母は26日に米TNZへ息子が亡くなったことを認めており、彼女によればジョニーは容疑者である3人組と戦おうとしたり阻止しようとしたりはしなかったとのこと。また米NBC Los Angelesに対して、「あの人たち(容疑者たち)の無分別で憶病な行動は理解に苦しみます」とコメントしています。

 さらにジョニーの代理人はメディアに向け、死去を公表し「ジョニー・ワクターはすばらしい人物でした。才能あふれる俳優であり、彼を知る全ての人の道徳的模範でもありました。勤勉さ、粘り強さ、決してあきらめない姿勢。山あり谷ありの挑戦を伴う職業に対し、常に顔を上げ、最高の自分になれるよう努力しました」と声明を発表。

 続けて、「ジョニーと過ごした時間は、誰もが望む恩恵でした。彼は文字通り最大限まで人を手助けするのです。10年以上をともに過ごし、彼は私たちの心にぽっかりと穴が開け、去っていくことでしょう」とジョニーの人となりについて語っています。

●“妻”役俳優が追悼「彼と知り合えて、より良い人間になれた」

 ジョニーは生前、俳優として「The OA」「クリミナル・マインド FBI行動分析課」「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」など数々の人気ドラマにゲスト出演。2020年から2022年までは米ABCで放送されているソープオペラ「ジェネラル・ホスピタル」で、グラディス・コービンの息子ブランド役として200話近くに出演しました。

 作中、ブランドと結婚するサーシャを演じたソフィア・マットソンは、Instagramへジョニーと共演した際の写真数枚を投稿。「たくさんの優しさと喜びを広げる大きな心を持っていました」「私は彼を尊敬しています。彼と知り合えて、より良い人間になれたと思います」とジョニーを追悼しています。

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