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カンヌ映画祭、スタッフの言動が“人種差別”と批判 ケリー・ローランドを発端に「少女時代」ユナの動画も拡散

ねとらぼ / 2024年5月27日 19時7分

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カンヌの件についてコメントするケリー・ローランド(画像はYouTubeから)

 第77回カンヌ国際映画祭が現地時間5月14日から25日まで開催。スタッフと数人のセレブとの間で人種差別を含むいざこざがあったのではないかとネット上で動画が拡散されています。発端は21日、映画「Marcello Mio(原題)」のプレミアに登場したケリー・ローランドが大階段上で先に進むよう促したスタッフを“叱責した”様子が報じられたことでした。

●当初は「わがままセレブ」と批判されていたケリー

 同映画祭に真紅のドレスで登場したケリー。拡散された映像では当初カメラに満面の笑顔を向けご機嫌な様子でしたが、大階段で2人のスタッフがケリーに先へ進むよう促すと状況は一変。白人の女性スタッフに向かって人差し指を突き立て、怒りの表情で彼女を叱りつけているように見えます。

 このあと現地メディアでは、ケリーの映像が大きく報じられることに。報道によれば、女性スタッフはケリーが怒りだしたことに「焦っている」ようだったとされ、いざこざの内容はわからないままSNSでもケリーが女性スタッフへ人差し指を突き付けている画像が拡散されることとなり、ネット上では多くの人が「スタッフに対しわがままで尊大な態度を取るセレブ」と捉え、ケリーを批判する声が多くあがりました。

●「私は自分の立場を守った」 批判されたケリーの主張

 数日後、ケリーはAP通信の取材に答え、この出来事についてコメント。「彼女(スタッフ)は何が起こったかわかってるし、私もわかっている。そして、私には境界線がある。私はその境界線を守る」と詳細には触れないながらも自身にとって耐え難いことが起こったと説明しました。

 続けて「レッドカーペットには、私とは全く違った容姿の女性たちがいたけど、彼女たちは叱責されたり、突き飛ばされたり、降りろと言われたりしなかった」と女性スタッフと自身のあいだに起きたトラブルは、人種差別に根ざしていると言外に示唆。そして「私は自分の立場を守った。彼女(スタッフ)も自分の立場を守らなければいけないと感じたんでしょう」としています。

●ドミニカ女性も同調「差別的な言動にはうんざり」

 ケリーがコメントしたあとも余波は続き、ドミニカ共和国の俳優/司会者のマシエル・タヴェラスが数日前に同じスタッフともめていたときの様子が掘り起こされることに。

 マシエルのドレスは長い裾にイエス・キリストの顔が描かれているデザインで、動画ではこれを大階段で広げて見せようとした本人と、裾を戻し広げさせるのを阻止し上に進むよう促すスタッフの攻防が捉えられています。

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