1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ネットトレンド

沖縄県の希少生物を神奈川県の川で発見→思わず「お前何ガメ?」 ありえない遭遇に「こんなん悲しいな」「保護されて良かったです」

ねとらぼ / 2024年5月28日 21時0分

沖縄県の希少生物を神奈川県の川で発見→思わず「お前何ガメ?」 ありえない遭遇に「こんなん悲しいな」「保護されて良かったです」

なぜ……

 沖縄・八重山諸島に分布しているカメを神奈川県の川で見つけたという体験が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で36万視聴を突破、5400件を超える“高評価”が寄せられています。

●生物採集系YouTuber、神奈川県の川をガサガサ

 投稿したのはYouTubeチャンネル「マーシーの獲ったり狩ったり」で琵琶湖(滋賀県)を中心に生態系保全のための活動を発信している生物採集系YouTuberのマーシーさん。この日は神奈川にある川でガサガサ(川の中の草や生き物を採集すること)をしています。

 見つけたのは水流に逆らって泳ぐアオダイショウ(神奈川県在来種)やニホンイシガメ(日本固有種)など。瀕死(ひんし)のドイツ鯉(外来種)やクサガメ(東日本外来種)は捕獲して持ち帰ります。

●希少なカメを発見

 しばらくガサガサを続けていると、石の影にカメの姿を見つけます。「何ガメ?」と言いながらすくい上げるとミナミイシガメ(外来種)のよう。こんな所にいるはずがないカメなので「ここ神奈川ぞ?」とつぶやきます。

 ミナミイシガメにしては甲羅の色合いが薄いので、ヤエヤマイシガメ(国内外来種/分布は沖縄県)の可能性も。水の中に戻して顔を出してもらい、確認することにします。

 出てきた顔を確認すると、やはりヤエヤマイシガメのようでした。ミナミイシガメにしろ、ヤエヤマイシガメにしろ、ここにいていい生き物ではないので捕獲します。

 ごみ拾いとガサガサを終えて、荷物がある場所に戻りました。マーシーさんは今回、都内で開催された生き物イベントの帰り道とのこと。ちょうどミナミイシガメを持ってきていたのでヤエヤマイシガメと見比べてみます。

 両者の違いの1つは甲羅の色。ミナミイシガメの方が濃いめの茶色をしています。もう1つの違いは顔の模様。ミナミイシガメは目の横に黄色い線がありますが、ヤエヤマイシガメには線がありません。

●滋賀に帰宅して改めて考える

 滋賀に帰宅して改めて見て行きます。ヤエヤマイシガメは名前の通り八重山諸島に分布するカメ(正確には石垣島、西表島、与那国島に自然分布)。在来分布している地域では自然保護条例により捕獲禁止になっていますが、外来分布している地域では捕獲禁止ではありません。

 今回行った場所は神奈川県の街中に近い川で、かなり整備された所。「飼育放棄された個体がいることが多いのでは?」と思って向かったところ、案の定出会ってしまったそうです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください