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「海を見せてあげたい」 愛猫の骨壺を抱いて、海へ行った次男との愛に満ちた思い出が胸にグッとくる

ねとらぼ / 2024年5月31日 21時30分

―― にぼしくんと別れてからの心境や、救われた出来事などがあれば教えてください

かぼすさん:5歳で虹の橋を渡りました。あまりにも突然の別れで何も考えられませんでした。なんとなく息が苦しそうだったので動物病院に行ったら肺水腫にかかっていて、一気に容体が悪くなり、そのまま逝ってしまいました。悲しくて悲しくて涙が止まらず、次男と一緒に泣き明かしました。

 葬儀が終わったあと、室内猫だったにぼしに海を見せてあげたいと次男が言い、骨壺に入ったにぼしを抱いて、近所の海までドライブしました。夏の夕方の海辺を散歩し、ドライブを続けて見せられる限りのきれいな景色をにぼしに見せました。

 無理につらさを克服しないことが大切だなと感じました。何年たっても悲しくていいし、泣いてもいい。自分の気持ちを大切にすることが一番です。私も次男も早く立ち直ろうと思わずに、泣きたいときは泣くようにしていました。

―― 現在の心境を教えてください

かぼすさん:次男は自分の部屋ににぼしの遺影と骨壺を置き、にぼしが大好きだったごはんをたくさんお供えしています。学校から帰ってくると「にー、ただいま」と言い、お小遣い日にはにぼしが好きだったごはんを買いに行きます。私はその姿を見るうちに、「別れではなく在り方が変わっただけなんだ」と思うようになりました。姿が見えなくても私たちの心の中でずっと生き続けてくれますし、きっと私たちを見守ってくれていると思います。

 これからにぼしは次男と一緒にいろいろな場所に行き、いろいろな景色を一緒に見るのでしょう。18歳の青年と白黒ハチワレ猫コンビの旅は始まったばかりです。

―― にぼしくんに伝えたいメッセージ

かぼすさん:にぼし、どうもありがとう。私たちの中でずっと一緒に生き続けてください。いつか生まれ変わってまた会いにきてね。ずっと待っているからね。

(了)

●ペットロスとの寄り添い方は

 「ペットロス」「ペットロス症候群」になった場合、その苦しみを閉じ込めたり自身を責めたりせず、家族や仲間と共有する、生活に支障を来す場合は専門家のカウンセリングを受けるなど、焦らずに“死”を受け入れていくことが大切だといわれています。

 また現在動物と暮らしている人は、「いつかは別れがくる」と理解し後悔のないよう接すること、同じ動物と暮らしている友人や仲間を見つけ、喜びや悲しみを分かち合うことが、いつかくるそのときと向き合う心身の準備へとつながるかもしれません。動物と暮らす喜びをかみしめながら、心のよりどころとなる思い出や関係を作っていきたいですね。

●愛する家族との思い出をお寄せください

 ねとらぼでは、引き続き「ペットロスとの寄り添い方」をテーマにアンケートを実施しています。犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。愛する動物との思い出や別れ、当時の心境や救われた出来事などをお寄せください。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。

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