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無関係のMV炎上でなぜかSOUL'd OUTがトレンド入り 歌詞を解説したYouTubeコメントも話題に

ねとらぼ / 2024年6月14日 11時25分

 まず、「COZMIC TRAVEL」でコロンブスの名前が登場する直前の歌詞を見てみると、次のような内容になっています。

「I love Elizabeth But 振る舞え like Jo = Josephin So, you say like this "Oh, Christopher Colombus!"」

 直訳すると、「私はエリザベスを愛している しかしジョー=ジョセフィーンのように振る舞え だからこう言え “クリストファー・コロンブス!”」といった感じでしょうか。

 突然女性の名前が並び、「クリストファー・コロンブス!」と叫ぶ、独創的すぎる歌詞。一聴しただけでは意味が分かりませんが、これが実は「『若草物語』を下地にしていると考えれば筋が通った歌詞になる」とのYouTubeコメントがXなどで拡散され、話題となっています。

 『若草物語』はアメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的な小説で、南北戦争時代を舞台とした作品。その主要登場人物である4姉妹の内2人として、ベス(エリザベス)とジョー(ジョセフィーン)が登場します。

 ベスは内気なのに対し、ジョーは活発な性格。まさしく歌詞の内容に符号しており、さらに、日本ではあまり知られていませんが、ジョーは原著では驚いた拍子に「ジーザス・クライスト!」のような感嘆詞として、「クリストファー・コロンブス!」と発言する場面まであるのです。

 『若草物語』の舞台となった19世紀後半では、淑女がスラングを口にするのは“はしたない”とされていたようで、作中ではジョーがそのようにコロンブスの名を口にしないようたしなめられる描写もあります。ミュージックビデオでは宇宙服を着込んだコロンブスが唐突に登場するのが衝撃的ですが、こうした演出は、周囲から浮いても自分の表現を貫いたジョーへのリスペクト……だったのかもしれません。

 まさかの『若草物語』との関係性に、Xでは「マジで知らなかった……」「若草物語からきてるなんて今日知ったよ 何年も聴いてたのにな」「レベルが高すぎるし意味がわからない、言語プロセッサ」と驚く声が多数。一方で、訓練されたS.O Cru(ファン)の間では比較的知られた説だったようで、「色々含蓄の深い曲なんだよな」「若草物語が元ネタの感嘆詞だよ!って説明されるまでがワンセット」といった投稿も見られました。

 なお、SOUL'd OUTは2022年にもなぜかTwitter上で爆発的に話題に。その際はスターバックスの新商品売り切れを嘆いた人たちが「Sold out」ではなく「SOUL'd OUT」とツイートしたことが発端と思われる謎のトレンド入りを果たしていました。

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