男子バレー「顔ファン」の是非 世界大会に“推し活うちわ”はアリなのか? ジャニーズ後の応援を考える
ねとらぼ / 2024年6月16日 8時5分
●ビジュアルも人気、写真集を出す選手も
彼らはビジュアル面でも評価が高い。石川選手と藍選手はan・anの表紙になったこともあり、藍選手は単独で写真集も出している。
強さとビジュアルがそろった結果、選手やチームのプレイだけでなく、選手の見た目に魅力に感じてファンになる女性が急増。ここ最近の「推し活」ブームと相まって、“アイドルの追っかけ”のような光景が見られるようになった。
選手のグッズを身に付けたり、推し活うちわを制作して応援に駆けつけるファンが、代表戦の会場にも激増。日本で行われる男子バレーの国際試合の観客は大半が女性が占めており、グッズ着用率も高い。
●公式グッズにうちわやアクスタ
アイドルやアーティスト発の推し活文化は、“公式”が後押ししている側面もある。
ここ数年で推し活が一般的になり、100均などでもグッズ制作アイテムが多く売られていることに加え、公式、つまり大会運営側がその文化に乗っかり、収益源としてグッズを多種多様に販売するようになった。
2023年秋に日本で行われたバレーボール男子のW杯(五輪最終予選/OQT)では、石川・高橋藍・西田選手などの「ジャンボうちわ」が公式グッズにラインアップ。マフラータオル、レプリカユニフォーム、アクリルスタンド、イラスト缶バッチ、コレクションカード付きキャンディなどなど、ありとあらゆるグッズが用意され、女性ファンが長い列を作った。
筆者はこの大会を現地に見に行ったのだが、1万円以上するアリーナ席に若い女性が並び、そのほとんどがレプリカユニフォームやタオルなどのグッズを身に付けていて驚いた。グッズ販売は長蛇の列で、人気選手のものは売り切れていた。
●プロリーグ化で問われる収益力
バレー選手も人気商売であり、その傾向は加速していく流れだ。2024年10月からは、バレーのプロリーグ「SVリーグ」が始動。チームの運営母体を企業から分離していき、2027年シーズンまでの完全なプロリーグ化を目指す。
かつて多くのバレー選手は、実業団を母体に「企業の社員」として活動していたが、今後はプロとして身一つでクラブチームと契約し、スポンサーを得る選手が増える。チームの営業力に加え、個々人の力量と人気が、立場と収入を左右することになる。
高橋藍選手や、日本代表リベロの小川智大選手などはプロとして独立しており、それぞれファンクラブからコンテンツを配信したり、オリジナルグッズを販売したりしている。選手個人が人気を得て収益力を高めることは今後ますます重要になっていく。
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