お絵かき、続けていてね―― 高校時代のタイムカプセルに感涙「すてきすぎて泣いちゃった」

古びてほころびた手紙には、未来の自分へ向けた優しい言葉が（画像提供：うぃっぺんさん）

　ある高校で発掘されたタイムカプセルが、X（Twitter）で注目を集めています。過去の自分が未来の自分へ宛てた手紙が心に響く……！

●約10年の時を経て手元に戻ってきた自分への手紙

　話題のタイムカプセルは10年ほど前、投稿者のうぃっぺんさんが高校卒業を記念して、仲の良い友人たちと一緒に埋めたもの。卒業式次第や校章、写真、成績表、大学の入試問題、キーホルダー、自作小説、部活の手ぬぐいなど、おのおのが思い出の品をお菓子の缶に詰め、3重のビニール袋でくるみ校庭に埋めたといいます。

　参加したメンバーとは、それ以来ずっと、数カ月に1度は集まって遊ぶ仲。最近の集まりでタイムカプセルの話が持ち上がり、そろそろ掘り出そうと決まったそうです。

　無事に見つかった缶から出てきたのは、うぃっぺんさんが未来へ送った手紙。「私がためこむ性格だから書いておきます。1人で苦しまないでね」「この手紙を読んでクスッと笑ってるような幸せな未来になってるといいね」などと、優しい言葉がつづられています。

　便せんの裏には、当時大好きだった初音ミクのイラストも。添えられた文には、「お絵かき続けていてほしい。この絵が恥ずかしいと思えるぐらい絵うまくなっててね!!」と希望が込められていました。

　深い思いが詰まった手紙には、「すてきすぎて泣いちゃった」と感動する人が多数。その一方で、「初音ミクがタイムカプセルから出てくる時代になったか」と驚く人もみられます。

　過去から届いたメッセージの感想を聞いたところ、特に「『1人で抱え込まず周りに頼ってね』や『絵を描き続けてうまくなっていてね』が今の私に刺さりました」と、うぃっぺんさん。「当時の自分は、自分の性格をよく分かっているなぁと思います」と、編集部の取材に答えてくれました。

　そして、うぃっぺんさんは現在も絵を描き続けています。主なモチーフは、今も変わらず大好きな初音ミク。それはきっと、過去の自分の期待に応えられているように思えます。