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三山凌輝x久保史緒里がW主演務める映画「誰よりもつよく抱きしめて」2025年2月に公開 原作者絶賛「タレントイメージを裏切る演技」「納得の女優力」

ねとらぼ / 2024年8月5日 12時37分

 私が演じるイ・ジェホンは、父親の家業を継ぐことを拒否し、シェフになるという夢を持ちながら日本で働き、自分の夢に向かって頑張る男性です。そんなジェホンがシェフの夢を諦めようとしていた時に、日本でのあるきっかけで夢を持ち続けることになり、自分の道を愛して大切にしていく情熱的な人物です。

 撮影は長い時間ではありませんでしたが、撮影期間中、スタッフのみなさんや共演者のみなさんとの相性がとても良かったと思います。内田監督の正確で細かい演出と、その演出を実行するスタッフのみなさん、そして素晴らしい役者のみなさんと共演することができて本当に幸運でした。

 恋の感情と葛藤は、必ずしも現時点で解決されなければならないモノではないということ。忘れていた感情の物語が時間の流れに溶け込み、互いを理解して許すことができるということ。私はこの映画を通して、恋をしている私たちに必要なのはこういうことではないかと思いました。ぜひ楽しんで観ていただけたらうれしいです。^^

●新堂冬樹(原作者)コメント

 内田英治監督と初めて出会ったのは、六年前のことだった。

 私の著書、『誰よりもつよく抱きしめて』を映画化したいとの話が、共通の知人の制作会社の経営者を通してあったのだ。

 本書は2005年発売の作品で、その当時でも13年前に刊行された小説だった。

 光文社の「女性自身」で連載していた作品で、発売当初から映画化、ドラマ化の話が殺到していた。

 いろんな問題で話がまとまらずに結局、映画化までに20年の歳月を要してしまったが、結果、内田監督という稀代のヒットメーカーが撮ってくれることになったので、ここまで待ってよかったと思っている。

 先日、試写を観た私がまず思ったのは、主役の三山さんが、いい意味で「BE:FIRST」の三山凌輝のイメージを崩してくれたということだ。

 どういうことかと言うと、主人公の脅迫的潔癖症を患っている良城が憑依したような演技だったからだ。

 私は小説家という仕事柄、年間300本前後の映画やドラマを観ているが、ここまでタレントイメージを裏切る演技をした若手役者を見た記憶がない。

 もう一人の主役、月菜役の久保史緒里さんの演技には言葉を失った。

 セリフのうまさはもちろん、セリフがないときの表情や瞳の演技が、セリフがあるときと同等、もしくはそれ以上に心に伝わってきた。

 小説家風にたとえると、顔面筋、毛細血管の一本一本まで動かす演技力、という感じだ。

 久保さんにお会いする前から、滅多に人を褒めない内田監督の評価が異常に高かったのも納得の女優力だ。

 静と動の演技の使い分けや声のトーンの強弱のつけかたが秀逸で、陳腐な言葉かもしれないが、彼女のような人を天才というのだろう。

 チャンソンさんとは約10年前に、私の著書『忘れ雪』で主役をやって貰って以来、久々の再会だったが、韓国でもドラマや映画で活躍し、以前に比べて演技に深みが出て、大人の役者さんになったと感慨深い思いでスクリーンを見ていた。

 話題性だけではない二人の若き主役を抜擢し、これだけの作品に仕上げた内田監督の眼力と演出力もまた、紛れもない天才の為せる業だ。

 こんなに素敵な映画になり、小説家冥利に尽きる思いだ。

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