95歳おばあちゃん「これが最後になるかも」という思いで向かった推しの公演で…… 年齢を物ともしない姿に「パワースゴすぎ」「推しの力は偉大」

95歳おばあちゃんの推し活に密着

　“推し”が出演する公演を心待ちにする95歳のおばあちゃん。前日から公演終わりまでの過ごし方に密着した動画がInstagramに公開され、記事執筆時点で再生数430万再生を突破し「推しの力は偉大」「パワースゴすぎ」と反響が寄せられまています。

●推し活に励む95歳のおばあちゃん

　動画が投稿されたのは、95歳のおばあちゃんの日常を、孫の「あさちゃん」が発信しているアカウント（chigusaya_grandma）。同アカウントでは、おばあちゃんが大好きな演歌歌手・辰巳ゆうとさんの推し活に励む様子がたびたび話題になっています。

　今回おばあちゃんが訪れたのは、辰巳ゆうとさんも出演する明治座の舞台「松平健芸能生活50周年記念公演」。最近は首の筋肉が弱まって起きているとすぐに疲れてしまうというおばあちゃんは「ゆうとくんに会いに行けるのも、もしかしたらこれが最後になるかもしれない」という思いで、何カ月も前からこの日を楽しみに頑張ってきたといいます。

●前日から予行練習

　そして迎えた公演前日。おばあちゃんの準備にも今まで以上に気合が入っていました。まずは当日の動きに体を慣らすため、予定と同じ時間に起きて家を出て、食事をするというタイムスケジュールの予行演習。さらに、美容院でカットとセットをし、マニキュアの塗り直しもしました。華やかな手元がすてき……！

●迎えた“推し活の日”

　ついに、公演当日がやってきました。推しに会う3時間前には、スーパーの卵売り場で一番高かったという卵を乗せた卵かけごはんを食べるおばあちゃん。しっかりと体力をつけたら、この日のために買った洋服に着替えます。おばあちゃんの好きな黄色と紫が入ったおしゃれなデザインです。

　公演の1時間前、おばあちゃんと家族はタクシーで明治座へ。到着したら、辰巳ゆうとさんの名前が書かれたのぼりの下で恒例の記念撮影をしてから入場します。

　公演30分前にもおばあちゃんは大忙し。天ぷらが入ったおいしそうなお弁当や、推しのグッズを購入するなど、推し活を満喫！　この日はタオルとプロマイドをゲットしました。

●最高の席で推しを眺める

　今回の舞台は3部構成で、全て通すと公演時間は4時間を超える長丁場。辰巳ゆうとさんのファンクラブに入っているおばあちゃんは、花道が近く、メインステージも見やすい最高の席が取れたといいます。

　少し疲れてしまった時間もありましたが、目の前の推しと自分で選んだおいしいお弁当、そして明治座のスタッフの臨機応変な対応により、一番のお目当てだった三幕は自席で鑑賞。おばあちゃんが辰巳ゆうとさんを好きになったきっかけの曲である「下町純情」を聴くことができたそうです。