「ありがとうドクターイエロー」 鶴舞駅の「本気のホワイトボードアート」が想像以上のクオリティー 「本当に上手」

東海道・山陽新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」（画像：PIXTA）

　JR鶴舞駅（愛知県名古屋市）に設置されたとあるホワイトボードに描かれた内容に、感動の声が寄せられています。

●運行終了が発表された「ドクターイエロー」

　駅で目にしたホワイトボードを「本気のホワイトボードアート」と評し、その画像をX（Twitter）に投稿したのは、交通系YouTuberとして活動する白衣鉄道さん。

　ホワイトボードには、「ありがとうドクターイエロー」というメッセージとともに、JR東海から2025年1月をもって引退することが発表された新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」の手書きイラストが描かれています。

　「新幹線のお医者さん」として知られるドクターイエローは、黄色の車体が特徴的な東海道・山陽新幹線の点検用車両「新幹線電気軌道総合試験車」の通称。JR東海とJR西日本に1編成ずつ所属する計2編成が交互に、約10日に一度の頻度で東海道・山陽新幹線の電気・軌道設備などを点検しながら走行しています。そのなかなか遭遇できない希少性からは「見ると幸せが訪れる」とも言われている人気の車両です。

　しかし2024年6月、JR東海のドクターイエロー（T4編成）が車両老朽化のため2025年1月をもって引退することが発表されました。同時にJR西日本のドクターイエロー（T5編成）による検測も2027年以降に終了することが発表されており、ネット上では将来のドクターイエロー運行終了を惜しむ声も多く寄せられていました。

　ホワイトボードには「今日も幸せな一日になりますように」とすてきな一文も添えられていますが、イラストの上手さもあって見た人も幸せになれそうですね。投稿に対しリプライ欄では、「本当に上手です」「書いてある文も粋」と感動の声が寄せられていました。

画像提供：白衣鉄道さん