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息子と一緒に“ハエそっくりな吸血昆虫”対策をしたら…… 対策と大変貌に「目からウロコ」「初めて知りました」

ねとらぼ / 2024年8月26日 21時0分

 草刈りの後は牛舎の壁を外し、風通しをよくしていきます。草刈りの前に壁を外すと草にくっついたサシバエが牛舎の中に入ってしまうため、壁は草刈りをした後に外すようにしているのだとか。

 サシバエは2メートル以上の高さをこえることが難しいといわれており、壁を付けたままであれば物理的にサシバエの侵入を防ぐことが可能です。しかし田中さんは暑さに弱い牛のために牛舎は壁を外した風通しがよい状態にしつつ、可能な限りサシバエを防げる状態にしたいといいます。

 壁を外した後はサシバエを少しでも防げるよう、牛舎にサシバエネットを設置していきます。このネットの網目は6ミリでサシバエが通過することはできますが、ネット自体に殺虫剤が練りこまれているそうです。網目が2ミリのネットを使えばサシバエの侵入を完全に防ぐことができるものの、通気性が悪くなりすぎてしまうのだとか。

 外からの侵入を防いだ後は、牛舎内でサシバエを増やさないために殺虫剤を撒いていきます。この時の殺虫剤には成虫に直接かけるものではなく、幼虫が成虫になることを防ぐ羽化抑制剤を使用。牛の餌箱の手前や少し湿ったところなど、ハエがよく飛んでいる場所に薬剤を撒くと、サシバエの数を大幅に減らすことができるそうです。

●全ての対策が終了、結果は……?

 全ての対策が終了し、お盆をすぎて涼しくなってきた牛舎をのぞいてみましょう。何も対策をしない牛舎ではサシバエが大量に発生して牛たちが足をばたばたさせ、しっぽをぶんぶん振ってサシバエを避けようとするそうですが……?

 しっかりと対策をした田中畜産の牛舎ではサシバエがほぼ発生しておらず、牛たちがとても落ち着いて過ごせていることが分かります。サシバエ対策はサシバエの生態をよく知り、サシバエが本格的に発生する前に実施することが重要なのですね……!

●「サシバエ痛いですよね」「とても分かりやすかったです」の声

 サシバエの対策方法はもちろん、日頃見えない牛飼い方々の努力を学べるこちらの動画には、「年に1回くらい刺されますが、サシバエすごく痛いです。あんなのに群がられている動物たちは本当に辛いと思います」「とても分かりやすいサシバエ対策でした。サシバエの寄りにくい環境作り、防御ネット、二次発生の予防。丁寧な対策ですね」「息子君達手伝いして偉いな」「周囲の草を減らすことで接近を抑えたり、網を使ってサイズ的に通行を防ぐのは蚊対策と似たところがあって面白いですね」といったコメントが寄せられていました。

 田中さんは「田中畜産の和牛チャンネル」とX(旧Twitter/@tanakakazuma)、Instagramにて、但馬牛に関する情報を多数発信しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「田中畜産の和牛チャンネル」

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