デカい銃で分厚い防弾ガラスを撃ち抜けるか? 米YouTuberが巨大な「パントガン」で挑んでみたら衝撃の結果に
ねとらぼ / 2024年9月3日 12時15分
ハンドルを引いて発砲する仕組みに
「パントガンで防弾ガラスを撃ったらどうなるのか」を検証した動画がYouTubeで注目を集めています。パントガンは、19世紀から20世紀の初めまで1度に大量の水鳥を撃ち落とすことを目的に作られた大型散弾銃。こういった商業狩猟は現在では禁止されていますが、これを防弾ガラスに撃ち込んでみる企画です。
この動画が投稿されたのはいろいろな銃を使用した動画を発信しているYouTubeチャンネル「Kentucky Ballistics」。まず用意したのはパントガンと、その弾を受け止める約5センチの厚みがある防弾ガラス。さらに、銃弾がガラスにひびを入れる瞬間もスローモーションで撮影できるように、ノビテックの「Phantom TMX 7510」を準備しました。何と、多くの人が住む家よりも高額なカメラだそうです。
パントガンの全長は人よりも長く、扱いが難しいので、木材を組んで固定。そして縄でできたハンドルを引くと、大きな音とともに発砲。ハンドルのおかげで距離のあるところから発砲できますが、近くにいたらかなりの衝撃がありそうですね。
そして防弾ガラスを確認しにいくと、銃弾は防弾ガラスから数メートル先に転がっていました。発砲前は「少し変形すると思うけど貫通しないと思う」とも予想されていたにもかかわらず、あまりにあっさりと貫通してしまったことにみんなびっくり! 「僕は貫通すると思っていたんだけど、こんなにあっさりと通ってしまうなんて」「あまりに堂々と通ってしまった。まるで何もなかったみたいだ」と全員が驚き、ちょっと拍子抜けしてしまいます。
続いて、もう1発試してみます。今度は防弾ガラスの下方を突き抜けた前回よりも上方を貫通。防弾ガラスに開いた2つの穴は銃弾よりもはるかに大きく、特に裏側にできた穴は腕が入るほど大きいそうです。
このように防弾ガラスを貫通することは分かったものの、今度は今まで使っていた銃弾の4分の1ほどの重さの銃弾を、4つ一緒に撃ち込んだらどうなるか検証することに。今までとは少し違った音とともに発射されました。
結果は、4発中2発が防弾ガラスにヒット。しかしこれまでとは違い、1発は貫通せずに防弾ガラスの表面にめり込み、もう1発はガラスにはじかれてしまったようです。こちらの銃弾では、発砲したパントガン自体もあまり動かなかったようで、検証を行った3人はこの違いを興味深く感じ驚きを示しました。
動画は記事執筆時点で200万回以上視聴されています。YouTubeチャンネル「Kentucky Ballistics」では他にも、「オリンピックのシューティング競技がどんなに難しいか」「パントガンVS車」「銃弾を素手でキャッチできるのか?」などの人気の動画が投稿されています。
(画像はYouTubeチャンネル「Kentucky Ballistics」から)
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