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売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪

ねとらぼ / 2024年9月18日 16時35分

 結果的に合田さんは提訴に至るまで7カ月以上の休載を余儀なくされ、漫画の連載が再開する可能性も低いことからアシスタントを解雇せざるを得なくなったほか、内定していた「ピッコマアワード2023」に関してもトラブル解決のめどが立たなかったことから受賞がかなわなかったといいます。

●ぶんか社の謝罪コメント

 ぶんか社は9月18日に自社サイトに「お詫びと休載のお知らせ」を掲載し、合田さんとの訴訟で和解が成立したと報告。「他社にて同一原作・同一題名のWebtoon作品の連載を開始されるにあたり、十分な配慮が求められるところ、他社と合田先生の間で調整を進めてまいりましたが、結果として合田先生との調整を十分に図ることができず、本件漫画の読者の皆様にもご心配をおかけしてしまう事態となってしまったことにつきまして、読者の皆様及び合田先生に対しお詫び申し上げます」と謝罪しています。

 また正式な休載告知をしていなかったことで読者に心配をかけたとして重ねて謝罪するとともに、「連載再開の目途がたっていないことから、今後も当分の間休載を継続させていただきます」と休載を伝えています。

●合田さんのコメント

 合田さんも同日、自身のブログで和解を報告。守秘義務があり和解の詳細は明かせないものの、「訴訟を通じて問題提起をした事項について私としては一定の納得がいく結果となりました」と述べています。

 合田さん側は合計3円の損害賠償を請求していましたが、和解の内容に金銭の授受は含まれていないとのこと。

 合田さんの代理人を務める東京フレックス法律事務所の中島博之弁護士は、訴訟を起こした当時この金額について、「本件のような行為は違法であると確認するため、金銭的賠償については最低額として訴訟提起をしました」としていました。

 なお3円の内訳は「後発漫画の連載開始に関して十分な説明、報告を行わなかった債務不履行の損害金1円」「ぶんか社が、taskey側が合田さんを提訴する可能性があると虚偽の報告を行ったことによる損害金1円」「代理人間で協議することが決定した後に、ぶんか社から合田さんに当てつけのようなメールが送られてきたことに対する精神的苦痛に対する損害金1円」となっていました。

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