「いま、会いにゆきます」から19年、当時キャストの今 芸能界引退やニューヨークでの二拠点生活など

ドラマ「いま、会いにゆきます」（画像はTverから）

　2005年に放送された「いま、会いにゆきます」（TBS系）から19年。当時出演していた俳優の現在を紹介します。

　同作は、市川拓司さんの同名小説を原作とし、2004年の大ヒット映画版に続いて制作された感動のラブストーリードラマです。亡くなったはずの妻が、雨の季節に戻ってくるというファンタジー要素を含む作品で、愛と再生を描いた物語が視聴者の心を打ちました。

●美村里江（旧芸名：ミムラ）さん：秋穂澪

　24歳で病死後、再び家族の前に現れる秋穂澪を演じたのはミムラさん。主演ドラマ「ビギナー」（2003年）で俳優デビューを飾ると、「めだか」（2004年）や「着信アリ2」（2005年）など映画やドラマで引っ張りだこに。2018年に芸名を「ミムラ」から「美村里江」に改名し、現在は俳優業の傍ら、エッセイストとしても活躍中。2024年10月スタートのドラマ「放課後カルテ」や「高杉さん家のおべんとう」への出演が決定しています。

●平宮博重（成宮寛貴）さん：秋穂巧

　澪の夫・秋穂巧を演じたのは成宮寛貴さん。ドラマ「ごくせん」（2002年）や「オレンジデイズ」（2004年）、映画「NANA」（2005年）など数多くのヒット作に出演しましたが、2016年に芸能界を引退。現在は本名の「平宮博重」名義でプロダクトデザインや商品プロデュースなどの活動をしている他、2024年7月に開設したファンクラブで限定イベントを開催するなど、ファン向けの活動も行っています。

●武井証さん：秋穂佑司

　澪と巧の息子・秋穂佑司を演じたのは武井証さん。ドラマ「ホットマン」（2003年）や映画「BALLAD 名もなき恋のうた」（2004年）など、数々の作品で子役として活躍。映画版の「いま、会いにゆきます」（2004年）でも本作と同じ秋穂佑司役を担当し、高い演技力で注目を集めました。現在は芸能活動からは距離を置いており、俳優業は行っていません。

●黒川智花さん：中学生の澪

　回想シーンで中学生の澪を演じたのは黒川智花さん。12歳で俳優デビューを果たすと、NHK朝ドラ「こころ 」（2003年）や「3年B組金八先生」（2004～2005年）など、話題作に立て続けに出演。優等生役から悪役まで幅広い役をこなす演技派俳優として、さまざまな作品で存在感を発揮してきました。現在は俳優業を続けながらニューヨークと日本の二拠点生活をしており、自身のSNSでマンハッタンでの生活などを発信しています。

●福本有希さん：中学生の巧

　少年時代の巧を演じたのは福本有希さん。ダンス&ボーカルユニット・PrizmaXの元メンバーで、デビュー後は音楽活動の傍ら俳優・モデルとしても活躍。同作が俳優として初めて出演した作品で、その後も映画「ブラブラバンバン」（2008年）や舞台「BIOHAZARD THE Experience」（2017年）などに出演。2019年にPrizmaXを脱退すると同時に、芸能活動を引退しました。