“祠おじさん”、SNSで突然の流行 「好きしかない」「良すぎ」とイラスト投稿続々、人気声優も乗っかる事態に

祠のイメージ（画像：PIXTA）

　いわくありげな祠を壊してしまった若者が「「あの祠を壊したのか」と警告を受ける――そんなホラー作品でありがちな場面がにわかにネットミーム化し、人気声優も乗っかる事態となっています。

●祠おじさんが人気に

　きっかけとなったのはX（Twitter）ユーザーの文町さんによる投稿。ホラー作品で祠を壊したときに「あの祠を壊したんか！　もうダメじゃ！」と言うのは村の長老などおじいさんが定番ですが、文町さんは「無精髭に長髪の喫煙者30代男性から『あー、あの祠壊しちゃったの？　それじゃもうダメだね。君、たぶん死ぬ』って言われる方が無理」と投稿しました。

　文町さんは続いて「『君はもう死ぬけどさ、ベソベソ泣きながら何もせず膝抱えて死ぬか、バケモンに一矢報いて死ぬかは選べるよ。どうする？』って言われて腹を括りたい。『そうこなくちゃな』って言われて無精髭長髪喫煙者30代男性の初めて見る笑顔にポカンとしたい」とその後の展開も投稿しています。

　このシチュエーションは多くの人に刺さったようで、投稿には合わせて20万件を超えるいいねが集まりました。「無精髭長髪喫煙者30代男性」は「祠おじさん」「多分死ぬおじさん」などと呼ばれ、イラスト化して投稿する人が続々。無精ひげで長髪の男性がたばこをくゆらせながら「あー、あの祠壊しちゃったの？」とうっすら笑みを浮かべる姿などが描かれ、多くの人のハートを射貫いたようです。

　実際に祠おじさんを演じてみた音声を投稿する人、「お姉さん」や「謎の子ども」など他のバリエーションを想像する人なども見られました。

　さらには声優の諏訪部順一さんが「のっかってみた（笑）」と祠おじさんを演じた音声を投稿。「諏訪部さんのお声で聴けるとは！」「ありがとうございます！！！」と、こちらも多くの人に刺さりまくっています。

記事協力：文町さん