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くすんで何も映らない「江戸時代の青銅鏡」を磨いてみたら…… 気持ち良すぎるビフォーアフターに感動「こんなにきれいに映るんだ!」

ねとらぼ / 2024年10月29日 21時0分

くすんで何も映らない「江戸時代の青銅鏡」を磨いてみたら…… 気持ち良すぎるビフォーアフターに感動「こんなにきれいに映るんだ!」

今回磨く江戸時代の青銅鏡(ビフォー)

 江戸時代の青銅鏡を液体研磨剤でピッカピカに磨きあげる動画がYouTubeで話題になっています。うっとり見入ってしまう美しい柄鏡(えかがみ)への生まれ変わりに反響が寄せられ、動画は記事執筆時点で23万回以上再生されました。

 動画を投稿したのは、硬貨やフライパン、飲料缶など磨けるものなら何でもピカピカに磨いてしまうYouTubeチャンネル「hakaihan」さんです。

 今回hakaihanさんが磨いたのは、江戸時代のものだという青銅製の柄鏡。本来は鏡の背面に花が咲く庭先の様子と「玉川」の文字が浮き上がるデザインのはずですが、全体が錆びてくすんでしまっており、柄はうっすら確認できるだけの状態です。

 鏡面も全体に汚れや曇りが広がっており、一部腐食している部分もありました。もちろんのぞき込んでも何も写らず、このままでは鏡として使えそうにありません。

 果たして、この青銅鏡を磨き上げたらどれほど美しくなるのでしょうか。早速作業の様子を見てみましょう。

 今回主に使用するのは、液体研磨剤のピカール・ネオ。まずは鏡面にピカール・ネオを惜しみなく乗せ、クロスで磨いていきます。

 研磨剤を伸ばすように全体を磨くこと20分。なんと、この時点でほとんどの錆がとれ、のぞきこんだフィギュアの顔が写るほどになりました。

 そこから20分さらに磨き続け、液体を紙で拭き取ったら……なんということでしょう、先ほどまで何も映らなかった鏡が光を反射しているではありませんか。現代の私たちが使用している鏡と遜色(そんしょく)ないほどの仕上がりです。これはすごい……!

 続いて、絵柄のある背面の磨きに着手します。今回の柄鏡のデザインは表面がでこぼこしているため、毛が波型になっている極細毛の“万毛ブラシ”を使って丁寧に磨いていきます。

 柄の溝を意識しながらブラシで磨くこと30分、さらに後から布で磨き上げると……当初は黒くくすんでいた絵柄が本来の色を取り戻し、ツヤツヤピカピカの仕上がりになりました! 描かれている模様もくっきりと浮かび上がっています。なんて美しい……。

 美しく輝く姿に生まれ変わった鏡には「綺麗だなぁ!」「錆びてない銅鏡初めて見た! こんなにきれいに映るんだ!」「磨くとこんなによくなるんですね」と驚きの声が次々に寄せられた他、「お見事でした! ピカールネオだけでここまで追い込めるんですね」「間違いなく『お見事』とか『あっぱれ』とか思わず言わせられる職人技でござりました」と称賛する声も集まっています。

 また、江戸時代は鏡を磨くための専門職である“鏡研ぎ”が各家を回っていたという史実があることから、「あの時代の匠(たくみ)たちは、ピカールなんて現代製品がない条件で同じレベルの磨きができるのがすごい」と当時に思いをはせるコメントも寄せられています。

動画提供:YouTubeチャンネル「hakaihan」さん

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