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これは知らなかった…… 余ってしまった牛乳やヨーグルト→意外と知らない“保存方法”が目からウロコ

ねとらぼ / 2024年11月17日 8時15分

これは知らなかった…… 余ってしまった牛乳やヨーグルト→意外と知らない“保存方法”が目からウロコ

牛乳のイメージ画像

 使いきれず、なぜか少しだけ余ってしまいがちな牛乳やヨーグルト。足がはやい食品だけに長く保存できたら便利ですが、そんな方法はあるのでしょうか。

 結論から言うと、実は牛乳・ヨーグルトともに冷凍保存することができます! ただし、そのままでは舌ざわりが悪くなったり分離したりしてしまうため、ちょっとした工夫が必要です。

 牛乳は、量が多いと分離しやすくなるので“小分け”にするのがポイント。数々の冷凍食品を手掛けるニチレイの公式サイト「ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-」では、冷蔵庫に備え付けの製氷機で冷凍する方法を紹介しています。凍った後、空気にふれないよう冷凍用保存袋に詰め替えれば、冷凍庫で1~2カ月もたせることができるそうです。

 ただし、凍らせた牛乳は冷蔵保存に比べてざらついた食感になり、やや風味が落ちます。この変化が、牛乳の冷凍をすすめないという意見が散見される理由です。

 原因は、解凍時に牛乳のなかの脂肪とタンパク質が分離しやすいこと。そのため、解凍した牛乳は、そのまま飲むよりもシチューやミルクティーのように他の素材に混ぜて加熱する使い方がおすすめです。

 ヨーグルトを冷凍するときには、“糖分を入れる”のがポイント。砂糖・はちみつ・ジャムなどを足すと分離を防ぎやすく、乳酸菌の保護にも役立ちます。

 加える糖の目安は、ヨーグルトの約10パーセント。例えば、ヨーグルトが100グラムなら、砂糖は10グラム(大さじ1杯前後)ほどです。なお、冷凍したヨーグルトも牛乳と同様に1~2カ月保存できます。

 ちなみに、今回参照したニチレイ「ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-」には、生クリーム・チーズ・バターなど、他の乳製品を冷凍するコツも載っています。冷凍するときの一工夫で、日常の“もったいない”が解消できるかもしれません。

●参考文献:

・ニチレイ「牛乳って冷凍できる!?【生クリーム・ヨーグルト・チーズ・バター】乳製品の冷凍テク」

・日本乳業協会「牛乳は冷凍保存してもよいのですか?」

・ジャージーブラウン「ヨーグルトは冷凍できる? 保存の期間と解凍しても分離せずに食べるコツ」

・みんなのヨーグルトアカデミー「ヨーグルトの雑学」

●文:近藤仁美(こんどう・ひとみ)

クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。株式会社凰プランニング代表取締役。これまでに、『高校生クイズ』『せっかち勉強~知らないとヤバい事~』等のテレビ番組の他、各種メディア・イベントなどにクイズ・雑学を提供してきた。2023年、「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。著書に『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)など。

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