1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ネットトレンド

難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた

ねとらぼ / 2024年11月24日 8時0分

難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた

数学の積分問題を大学内に書き置きしておいたら……

 SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は、2023年にX(Twitter)で話題になった、書き置きしておいた積分の問題が何者かに解かれていたという出来事について、投稿者のδさんにお話を聞きました。

 投稿者は、東京科学大学(旧:東京工業大学)数学系学士課程の学生であるXユーザー・δさん。積分計算の問題をランダムに出題するツール「積分ガチャ」で排出された難問を「だれかといて」と大学のホワイトボードに書き残しておいたところ、誰かが解答をプリントアウトしてその場に貼り出してくれていたのだそうです。言葉を交わすことなく、数式だけのやりとりで難問を解決に導くクールなコミュニケーションにシビれる!

 投稿は1万8000件以上(当時)のいいねを集め、リプライ欄などでは「無言で答えだけ置いていくのかっこいい」「こーゆー数字で繋がる感じいいな」「グッドウィルハンティングやん」などのコメントが集まりました。

 大学内のホワイトボードに書き置きした数学の難問を、知らないうちに誰かが解いてくれていたという“無言のコミュニケーション”。この出来事を投稿したδさんにあらためて、問題を書き置きしたきっかけやその後のエピソードについて話を聞きました。

●「これ見てたら名乗り出てください」

――最初にご自身がこの問題を見たとき、どう思いましたか

δさん: 本当にやることがなかったときに「超級」(一番難しいレベル帯)から1問すっぱ抜いて解いてみたのが始まりでした。この問題を見たときにはある程度(解法の)方針は立っていていましたが、面倒くさそ~という感じでした。

――問題を大学のホワイトボードに書き残そうと思ったきっかけはありますか

δさん: 数十分、手を動かしたらなんとか解けはしたのですが、答えに確証が持てなかった(超級は解答を公表していない)ので、この苦しみをどこかの誰かにも味わってもらうか!(笑)という軽い気持ちで書き残しました。

――どのくらいの時間で解答が貼られましたか。また、貼られた解答を見たときの感想を教えてください

δさん: (解答が貼られたのは)1週間もしないうちだったと思います。授業帰りにホワイトボードの前を通りががったら紙が1枚貼ってあって、まさかと思ったらそのまさかでした。

 こちらとしては非常に助かったのですが、あまり大学でやるような数学ではないので時間を奪ってしまったという点で少し申し訳なくもありました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください