三角形の向きが変わる錯視アート コンテスト入賞の“脳がバグる”作品に「生きているみたい」「めっちゃ不思議や!」
ねとらぼ / 2024年12月10日 19時30分
たくさん集まっている小さな三角形
大きな三角形が現れた途端、バラバラだった小さな三角形たちが団結! 錯視を利用した動画がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で1万1000件以上のいいねを集めています。
●バラバラだった三角形が……
投稿したのは、デザイナーで視覚表現に関する研究者の石川将也さん。動画は、慶應義塾大学の田谷修一郎さんと一緒に「第16回 錯視・錯聴コンテスト 2024」へ応募し、入賞した作品です。
内容は、「たくさん集まっている小さな三角形の周囲で大きな三角形が現れたり、消えたりする」というもの。大三角形は画面左上から左下、右下と順にゆっくり出現しては消えていきます。
●同じ方を向いているように見える
大三角形が現れると、錯視により小さな三角形たちの向きが変化したように見えます。それまでバラバラだった小さな三角形たちは大三角形が出現するや団結。われわれの目には、まるで大三角形と相対するかのごとく同じ方を向いたように映ります。
動画終盤では、大三角形が3個同時に出現。この状態だと小さな三角形たちはバラバラに見えますが、大三角形が1つずつ消えて最後の1個になると、やはり向き合っているかのように見えます。錯視ってすごい。
●解説文も投稿
このポストに続ける形で、石川さんは解説文(田谷修一郎さん執筆)を記した2枚の画像を投稿。なぜこのような錯視が発生するのかについて、「三角形」という形が有している性質や、人間の物事の見方を交えながら考察しています。
動画には、「2個目の三角形が出てきたとき、『ヒェッ』って声が出てしまった」「28秒から急にどっち向けば良いか分からなくなるの面白い」「三角形が生きているみたい」「まるで親子か先生と小さな子どもたち」などの感想が寄せられました。
この他にも、石川さんは自身のX(Twitter/@kamone)アカウントで、前回の「錯視・錯聴コンテスト」でグランプリを取った作品や点滅が遅れて見える現象など、さまざまな錯視の動画を公開しています。
画像提供:ishikawa masaya(@kamone)さん
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