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「あまりにも自虐がすぎて草」 “寝過ごしの聖地”(?)の駅のポスターが話題 その意図は

ねとらぼ / 2024年12月21日 12時30分

 ねとらぼ編集部はヤッホーブルーイングを取材し、広報に企画の意図など詳細を聞きました。

●寝過ごさないようなお酒との付き合い方を

―― 「#年末寝過ごし防止運動」のコンセプトは?

ヤッホーブルーイング アルコール度数0.7%の「正気のサタン」を通じて、寝過ごさないようなお酒との付き合い方を楽しく呼びかけようというのが企画の狙いです。飲酒機会が増加する忘年会シーズンに合わせて、南栗橋駅の他にも、高尾駅や森林公園駅、拝島駅など7つの終着駅に全21種類のポスターを掲出しました。

―― “駅の自虐”ともとれるユニークなキャッチコピーはどのようにして生まれたのでしょう

ヤッホーブルーイング 思わずSNSに投稿したくなるように、ちょっと攻めた表現を考えました。具体的には、寝過ごしてしまった失敗や、終着駅ならではの寝過ごしあるあるを、ちょっと笑ってしまうようなコピーで表現しています。一方で、寝過ごしてつらい思いをしているかたやそのご家族、終着駅周辺にお住まいのかたを傷つけないように注意を払いました。

―― 「寝過ごし防止グッズ」など、キャンペーン企画の経緯や手応えについてお聞かせください

ヤッホーブルーイング ユニークで一見ばかばかしいような企画を全力で行っている様子を楽しんでいただけるよう、細部までこだわってクリエイティブ制作を行いました。例えば「寝過ごし防止帽子」は、寝過ごさずに自分が降車したい駅名をワッペンで示せるなど、人に言いたくなるようなネーミングやデザインにしています。グッズや神社やお寺での祈祷などこの企画を楽しんでいただき、「#年末寝過ごし防止運動」に参加してみたいと思っていただけけたらうれしいです。

 印象的だったのは、寝過ごした経験についての社内ヒアリングです。やらかしたエピソードを長文で語るスタッフが多く、きっと誰もが話したいと思うテーマなのだと、期待をもって投稿キャンペーンを行うことができました。

 また、忘年会シーズンに実施することで、飲みすぎによる寝過ごしに共感を得やすい時期に「寝過ごし防止」を呼びかける設計にしています。結果的に、公開から約2日間で200件程の濃いエピソードをお寄せいただいています。

―― ネットでの反響について、感想をお願いします

ヤッホーブルーイング 自社の発信力だけでは限界があるため、ポスターを見たかたの投稿をきっかけに、こんなにも多くのかたに見ていただけたことには驚いていますし、素直にうれしいです。「アルコール度数0.7%の『正気のサタン』だからこその企画」である点を褒めていただいているコメントも複数見かけましたし、企画の意図が伝わって共感を得られたことを大変うれしく思います。

 このポスターをきっかけに、飲み過ぎによる寝過ごしに注意する人が増えることを期待しています。万が一寝過ごしてこのポスターを目にすることになったとしても、「来年こそは寝過ごさないようにしよう」と、前向きな気持ちになっていただければ幸いです。

画像提供:カーバルさん

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