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ケイトスペード福袋をプロが調査したら…… ガチ過ぎる検証結果に「本当に勉強になる!」「購入の参考になります」

ねとらぼ / 2025年1月16日 19時0分

ケイトスペード福袋をプロが調査したら…… ガチ過ぎる検証結果に「本当に勉強になる!」「購入の参考になります」

まずは財布からチェック

 アメリカのブランド「kate spade new york(ケイト・スペード ニューヨーク)」の2025年の福袋を開封してプロのカバン職人が検証する動画がYouTubeで話題になっています。動画は記事執筆時点で19万回以上再生され、「色々勉強になりました」「購入の参考の情報として最高」などの声が上がっています。

●ケイト・スペードの福袋をカバン職人がレビュー

 投稿したのは、兄弟で革の財布やバッグを作っている「新進工房」のヒロさんとマサさん。職人目線での商品レビューや、革職人の基本的な専門知識などを発信しています。

 今回の動画では、ケイト・スペード ニューヨークの3万5000円の福袋「ハッピーバッグ 2025」をレビュー。中身は財布、ハンドバッグ、ミニポーチ付きバッグの計3点で、全部で大体10万円相当のアイテムが入っていたようです。

 まずは財布から見ていくと、縫製がきれいで、細めの糸を使った繊細な作りといった印象。福袋に入っている理由は、恐らく一部の塗料のはがれがあるからではと推測しています。

 さらに糸を切って分解していくシーンでは、裁断面(コバ)や、隙間から見える部分の処理もしっかりしていると高評価。外からは見えない裏側のステッチの見栄えは良くないけれど、表側は絶対にきれいになるようにしているという工夫も見えてきました。

 また芯材に関してのさまざまな工夫も。重なったときに厚みが出て不格好にならないように端は避けていたり、表側にシワが寄りやすいところは浮かして貼っていたり、ホックの裏などにはあて布も見つかりました。

 作りを見ながら「ヨーロッパで勉強してきた職人さんがアジアナイズドしているって感じやな」といった感想が出るのも、同じ職人さんならでは。

●バッグの出来は?

 続いて白色のハンドバッグです。こちらはベロ部分にややシワが出ており、革の裁断部分によって塗装にシワが出やすいことがあるそうで、この商品はそれが理由で福袋入りしたのかもと推測。とは言え、コバに塗られたチョコ色が全くはみ出ておらずきれいで、ハンドルの付け根の補強もしっかり入っていました。

 難しい底もきれいに縫われ、ステッチもきれい。さらにハンドルも手間のかかる芯材入りで、一部は手縫いと思われる箇所も。外側のポケットの強度を増すためのステッチなどは、言われないと気づきにくいですが、まさにプロの仕事です。

 最後は、フェイクシアリングのもこもこ素材がかわいいミニポーチ付きバッグ。レビュー中には、こういったもこもこ素材で作ると、作業中に毛がかなり舞うため防塵マスクを付けないと大変という、実体験に基づいたエピソードも飛び出します。

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