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「そうはならんやろ!」 おじいちゃん先生が8色のクレヨンで絵を描いたら…… 衝撃の“限界突破アート”に「ピカピカに光ってます」

ねとらぼ / 2025年1月16日 7時20分

「そうはならんやろ!」 おじいちゃん先生が8色のクレヨンで絵を描いたら…… 衝撃の“限界突破アート”に「ピカピカに光ってます」

墨汁で描かれたラフな下絵

 8色のクレヨンを使って、銀色のメタリックな輝きを再現する絵画制作動画がYouTubeで話題に。果たして、何色をどのように使って煌めく銀の美しさを再現したのでしょうか? この動画は注目を集め、記事執筆時点で18万回以上再生されています。

●8色のクレヨンで金属の輝きを再現

 話題となっているのは、“おじいちゃん先生”の愛称で親しまれている画家の柴崎春通さんが、YouTubeチャンネル「Watercolor by Shibasaki」で公開した動画です。柴崎さんはさまざまな技法を駆使して絵画を制作する様子を公開しており、チャンネル登録者数は180万人を突破するなど人気を博しています。

 今回、柴崎さんが使う画材は「ぺんてる アートクレヨン(8色入り)」と墨汁です。基本はホワイト、ブラウン、ピンク、グリーン、レッド、ブルー、イエロー、ブラックの8色のクレヨンだけで、西洋甲冑(かっちゅう)の銀の輝きを再現していきます。

 まずは甲冑を着ている人物の形に、墨汁を使ってラフに下塗りします。背景にはブルーのクレヨンを塗り、指でなじませていきます。甲冑は光の当たる部分以外に下塗りとしてグリーンやブルーを乗せ、影やパーツの境界にブラックを入れていきます。

 金の装飾はイエローで再現。さらに、ホワイトのクレヨンを折った端で細く濃く入れたり、逆に指でなじませたりしてツヤや光の反射を表現していきます。

●甲冑を着ている若者の顔もクレヨンで再現

 甲冑を着ている若者の生き生きした表情もクレヨンで再現するため、ブラウンやピンク、イエローを使って肌の色を再現。さらに、肌のツヤや彫りの深さなどを丁寧に描き足していきます。

 髪の部分はカッターでひっかきながら、柔らかいカールを表現。ベージュを使っていないのに、血色の良い若者の肌つやが見事に再現されています。

 甲冑も仕上げの段階へ。グリーンやブルーをベースにホワイトとブラックで光と陰影を入れながら、まだ出陣したことのないであろう真新しい金属の輝きを細かに描いていきます。構えている長剣については、セロハンテープを2列に貼った間にクレヨンを塗り、鋭利な輝きを生み出しました。

 それぞれのクレヨンを濃淡に入れながらツヤを出していくと、人物の向かって右上から光が降り注いでいることが明らかに。甲冑は光を受けて気高く輝き、しなやかに接続された各パーツは今にも滑らかに動き出しそうです。命が宿った……!

●すごすぎる絵画テクニックへの反響

 8色のクレヨンで金属の銀色を再現する動画に対し、コメント欄では「これがクレヨンだとは……すごいです」「今年初のそうはならんやろ~だわ」「毎回圧倒的な画力」「青と白から、いきなり銀が出現してきて魔法みたいだよ」「凄すぎて! 銀色にピカピカに光ってます」と高いテクニックに圧倒される声の他、「経過を見せてくれてるのに、なぜこうなったか分からない 凄すぎていつもびっくりしちゃう」という声も寄せられていました。

 なお、柴崎さんは1月29日から2月3日まで個展「柴崎春通 絵画展 2025 福岡」(gallery other/福岡市中央区平尾)を開催します。これまでYouTube内で描いてきた作品や新作など、多数の作品が展示される予定です。

動画提供:YouTubeチャンネル「Watercolor by Shibasaki」/柴崎春通さん

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