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おもちゃみたいな石ころ→磨いたら…… 目がくらむまさかの“正体”に衝撃「良い、良すぎる」「素晴らしい手仕事!」

ねとらぼ / 2025年1月24日 8時30分

おもちゃみたいな石ころ→磨いたら…… 目がくらむまさかの“正体”に衝撃「良い、良すぎる」「素晴らしい手仕事!」

プラスチックのおもちゃのような研磨前の原石(ビフォー)

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは2020年に投稿された「おもちゃのような石ころを目もくらむほどの宝石に大変身させる動画」です。

 この動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「Stuart Gems」。宝石研磨のビフォーアフターや、見事な職人技に見入ってしまう動画を多数投稿しています。

●おもちゃみたいな小さな石ころ

 今回は、指先ほどの大きさの透明な石を研磨します。無色透明な石は全体がゴツゴツとしていて、一見するとプラスチック製のおもちゃのようにも見えます。

 しかし、実はこの石の正体はモルガナイト。ベリル(緑柱石)のピンク色からややオレンジがかった色合いの宝石で、青いものはアクアマリン、緑色ならエメラルドと呼ばれます。

 プレフォーミングの前に、まずは、モルガナイトにひび割れや余計な内包物がないかチェック。このとき、少し内部にひび割れが見えたため、これを取り除きます。完成品に凹凸ができないように、加工可能な部分まで石を小さくし、それからどんなデザインにするかを決めます。

 検討の結果、デザインは「ラウンドブリリアントカット」に決定。研磨の前に、ワックスを付けた真ちゅうの棒の先に原石を取り付けます。

●石のカットがスタート

 いよいよ石をカットします。まず、土台となる最も大切な部分から円盤へ当てていきます。ミスの許されない工程なので、ゆっくり慎重にカット。こうして徐々にアウトラインが出来上がり、だんだんと完成した姿が想像できるようになってきました。石はこの時点では白濁したような色合いに見えます。

 作業はとても丁寧に進められ、少しカットするごとにルーペで確認し、一目で石の中心がわかるよう形を整えます。カットが終わったら、これまでカットした全ての切子面をプレポリッシュ。こうすることで残っている傷が取り除かれ、石の透明感が増してくるとのこと。ダイヤモンドペーストで磨くと、少し白濁していた表面がつやつやと輝き始めました。

●美しい宝石に大変身

 ここからは別の棒へ石を取り付け直し、さらに研磨を続けます。こうして最後の仕上げが終わり、完成した石を見てみると……? 先ほどまでのプラスチックのような質感は全くなくなり、吸い込まれるような輝きをまとっていました。よく見ると、モルガナイトでは最高品質と言われるほんのりピンクがかった色味だとわかります。これは美しい……。

●驚きのビフォーアフターに反響

 この動画は現在でも興味深く視聴されており、記事執筆時点で9万6000回以上視聴され、2700件以上の高評価を得ています。分かりやすい説明を加えながら丁寧な仕事を伝えるこの動画へ、コメント欄では「美しい」「こういうワークショップがあったら行きたい。学んでみたいな」「とても簡単そうにやっているけど、難しいことはすぐわかるよ」「あなたの仕事ぶりはすばらしいね」「次はどんな石をカットするんだろう?」など、多くの人が完成した宝石の美しさと、この仕事への好奇心を伝えています。

 YouTubeチャンネル「Stuart Gems」は、この他にもアメシストやタンザナイト、エメラルドといった宝石にまつわる動画を多数発信しています。

画像引用:YouTubeチャンネル「Stuart Gems」

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