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でこぼこした紫の石をカットすると…… 美しい仕上がりに「すごい技術!」「素晴らしい!」と反響 海外

ねとらぼ / 2025年2月3日 12時10分

でこぼこした紫の石をカットすると…… 美しい仕上がりに「すごい技術!」「素晴らしい!」と反響 海外

アメジストをカットしていきます

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は、2020年1月に投稿された30カラットのアメジストをカットする動画を紹介します。

 アメジストのカット動画を投稿したのは、宝石のカット方法やファセットマシンの使い方、宝石の研磨方法などの動画をYouTubeに投稿しているアカウント「Stuart Gems(@stuartgems7593」です。

●今回カットするのはブラジル産のアメジスト!

 宝石鑑定士で宝石カッターのアンドリュー・スチュワートさんがカットしていくのは、美しいブラジル産のアメジストです。ピンクがかった紫色が美しく上品です。

 細やかに面を作っていくのが特徴のポルトガル風のファセットカット(ポルトガルカット)を施していきます。このカットをすると、石はより深い色に見え、輝きは美しいのだそうです。

 アメジストのカット前の重量を量ると91カラットでした。ちなみに、1カラットは0.2gなので、カットする前の石は、約18gですね。

●ファセットマシンでカット!

 今回は、145面体にカットします。まずカットする前の準備として、ファセットマシンに装着するため、真ちゅうの部品に接着剤でアメジストをくっつけます。「ファセット」とは、磨いた「面」のことで、「ファセットカット」は、たくさんの面を作っていくカット法です。

 まず260グリットの研磨ホイールで研磨していきます。このとき、水を流しながら行うのは、石を冷却し、滑りやすくするためだといいます。回転するホイールの上で、石を数回左右に動かしているだけに見えますが、既に面がかたどられています。

●綿密にファセットが作られていく

 光をクラウン部分に跳ね返す役割を持つ「パビリオンファセット」を石の下部にカット。さらに石を横から見たときに、左右に出っ張っている部分をカットする「ガードルファセット」を形作ると、宝石の輪郭が見えてきます。

 次に、研磨ホイールをより滑らかに削れる600グリットに変更して、260グリットで研磨したときについた傷を研磨して、さらにパビリオンファセットをカットします。石に透明感と輝きが出てきました!

●美しいアメジストの宝石が完成!

 3000グリッドのダイヤモンドパウダーや酸化セリウムなどを使って、さらに研磨していきます。美しい面ができ、さらに透明度が増します。最後に作るのは「テーブルファセット」。石を上から見たときに一番大きい面です。最後にクラウンを磨いて完成です。

 30カラット以上のアメジストは、どこから見ても面が美しく、光を反射してキラキラと輝いています。カットの繊細さ、それが人の手でつくりだされているということに驚きます。丁寧で忍耐強い手仕事から、こんなにも美しい宝石は生まれるんですね!

 動画を見た人からは「繊細で精密! すごい技術です!」「職人の集中力と忍耐力こそが、石の価値を何倍にも高めてくれるのですね。素晴らしい!」「宝石をカットする過程は興味深かったです。こんな風にカットしているとは知らなかった!」などのコメントが寄せられています。

 画像はStuart Gems(@stuartgems7593」のYouTubeアカウントより引用

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