ネットで買った製品に開封した形跡が……あなたならどうする?

ITmedia PC USER / 2017年11月25日 6時0分

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PC周辺機器とアクセサリー製造・販売の裏話

連載:牧ノブユキのワークアラウンド(PC周辺機器やアクセサリー業界の裏話をお届けします)

 インターネットで製品を注文したところ、パッケージに開封した形跡(開封痕)のある製品が送られてきた経験のある人はいないだろうか。あからさまにそれと分かる場合もあれば、封をしているテープが切られ、その上からもう一度テープが重ね貼りされるなど、明らかに手が加わったケースもある。

 また、こうした開封痕とは別に、パッケージが露骨に汚れていたり、変色・退色していたりする製品が送られてくることもある。よく通販サイトのレビューで「新品じゃない品が届いた」などとキレている人を見かけることから、こうした事態はかなり広範囲で起こっていることが見て取れる。

 つまりパッケージに「開封痕がある」「汚れや退色がみられる」という2つのパターンがあるわけだが、どちらの場合も、現実的に製品に問題があることはまずない。しかし、前者はスルーしても構わない問題であるのに対して、後者は少々根の深い問題があり、次に購入するのは見合わせた方がよいというのが、筆者の見解だ。

 どうしてこのようなことが発生するのかも含めて、裏事情を見ていくことにしよう。

●「開封した後のシール二重貼り」はむしろ信頼できる製品

 まず前者、「開封痕がある」というパターンだが、実は販売店で開封したことでそうなったのではなく、メーカーからの出荷の時点でそうなっていることが多い。シールの二重貼りともなると、ほぼ100%がメーカー側で手が加わったと見てよい。

 というのも、これらの「開封した後のシール二重貼り」は、既存の在庫に対して後から取扱説明書やチラシなどを挿入したり、あるいは製品の抜き取り検査を行った際に生じる現象だからだ。いったん開封して製品に何らかの手を加え、それを再度戻して封をすることによって発生するのが開封痕の正体だ。

 つまり、開封痕があればあるほど、メーカーは中身をチェックし、必要に応じてメンテナンスをしていることを意味する。むしろプラスに評価すべき事案だ。そもそも、悪意のある第三者が製品に何かを忍ばせるために製品を開封したのであれば、パッケージの開封痕はもっと徹底的に隠すのが普通だろう。

 こうしたわずかな開封痕も許せないという人もいるが、上記のような作業を行うにあたって、開封痕を完全になくすのは現実的に難しい。どれだけ慎重に行っても開封した形跡は残ってしまうし、単価が安いアクセサリーやサプライ品であればあるほど、その都度パッケージを新品に交換すると、コスト的に合わない。

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