もっとCPUを!「渇きを潤せない」アキバの今

ITmedia PC USER / 2019年5月21日 7時0分

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Intelの新CPU「Core i3-9100F」

 先週のCPU売り場では、Intelの4コア4スレッドモデル「Core i3-9100F」が注目を集めていた。内蔵GPUは非搭載、コアクロックは標準3.6GHzでブースト時は最大4.2GHzとなる。TDPは65Wだ。価格は1万2500円前後(税込み、以下同)となっている。

●第9世代Coreで最安の1万2500円! Core i3-9100Fがデビュー

 第9世代(開発コード名:Coffee Lake Refresh-S)に属するCore i3は4月に「Core i3-9350KF」(2万3000円前後)が登場しており、9100Fは2つ目となる。第9世代全体でみても価格はとりわけ安く、1万円前半で買える唯一の選択肢となる。

 ミドルレンジ以下のCPUは供給不足が長期化し、Ryzenにシェアを奪われる状況が続いているCore iシリーズ。9100Fは歯止めをかけるCPUとして期待したいところだが、ショップの声は冷淡だ。あるショップは「いくら安くても、Core i3で内蔵GPUなしじゃあね……。トータルコストを抑えてそこそこのマシンを組みたい人が選ぶラインですし、対応するマザーボードも映像出力に力を入れているモデルが多いですから。何というか、渇きが潤せない。コレジャナイ感があります」と辛辣(しんらつ)だった。

 とはいえ、渇きを潤すCPUが今潤沢に供給されることを期待する声もまた薄い。パソコンSHOPアークも「Core i3で最も望まれているのはTDP 35WでGPUを内蔵する『Core i3-8300Tや8100T』の後継ですが、さすがに厳しいですもんね……」と冷静に語る。

 また、「最廉価なグラフィックスカードを足しても2万円を切りますし、人気のCore i5-9400F(2万3000円弱)よりも1万円近く価格が抑えられることを考えればアリかも」(TSUKUMO eX.)と別の視点で肯定的に捉える声も聞かれた。

 新たに「Core i7-9700K」のR0ステッピング版もバルクで出回るようになっている。従来のP0ステッピング版からハードウェアレベルでの脆弱(ぜいじゃく)性対策を施しており、価格は5万円弱と変わらない。入荷したTSUKUMO eX.は「最新の環境を求めるならR0ステッピング版ですが、BIOSアップデートをした上でOSをインストールしないとブルー画面が表示されるようです。そこだけ注意して選んでもらえたら」と話していた。当面はP0とR0を併売するという。

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