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「Blackwell」の次は「Rubin」へ フアンCEOが次世代GPUアーキテクチャのロードマップを紹介

ITmedia PC USER / 2024年6月3日 15時5分

「Blackwell」の次は「Rubin」へ フアンCEOが次世代GPUアーキテクチャのロードマップを紹介

Blackwellの実物を披露するNVIDIAのジェンスン・フアンCEO

 米NVIDIAは6月2日(台湾時間)、「COMPUTEX TAIPEI 2024」(6月4~7日、台湾・台北市)に先駆けて基調講演を開催した。登壇したジェンスン・フアンCEOは「当社はCGのシミュレーションとAIの交差点にいる。これが私たちの魂である」と、AIが話題の中心であることを紹介しつつ、AI処理に向けた次世代GPUアーキテクチャ「Blackwell」の大規模版「Blackwell Ultra」や、さらに次世代となる「Rubin」「Rubin Ultra」を含む将来のロードマップについても明らかにした。

 フアンCEOは「台湾は私たちの大切なパートナーの本拠地である。台湾に来られてうれしい」と会場に敬意を表しながら、これまでハードウェアの民主化やモバイルシフトなど約60年もの歴史があるコンピュータ業界が生成AIによって再び大きく変化しようとしていると話した。

 2時間弱に及んだ基調講演は、既に発表している内容を振り返るものも多かったが、次世代GPUアーキテクチャの新製品として、2025年にBlackwellのアップグレード版となる「Blackwell Ultra」、さらにフアンCEOは「ほとんどの従業員はまだ知らないが」とリップサービスしながら、2026年に「Rubin」、さらにその先には「Rubin Ultra」を提供する計画があるという。

 フアンCEOは「考え方はシンプルだ。1年周期で新製品を提供することで、技術の限界を押し上げる」と説明した。BlackwellはNVIDIAが3月に「GTC 2024」で発表したばかりのデータセンター向けGPUアーキテクチャで、2024年後半の提供を控えている。このタイミングで、さらに次世代のアーキテクチャを予告するのは異例だ。NVIDIAは製品開発の成果を迅速に市場へ提供することで、技術発展を加速させつつ、業界リーダーとしての地位をさらに強固なものにしたい思惑がありそうだ。

 COMPUTEX TAIPEI 2024の開催にあわせ、PC業界の各社から新たな発表が見込まれている。PC USERでは今後も現地からのレポートを多数お届けする予定だ。

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