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家庭用からデータセンター向けまで、NASなどストレージ製品を多数展示していたQNAPブース

ITmedia PC USER / 2024年6月11日 20時45分

家庭用からデータセンター向けまで、NASなどストレージ製品を多数展示していたQNAPブース

QNAPブース

 QNAPはPC関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」(6月4~7日、台湾・台北市)で、ストレージ製品や医療向けのAIソリューションなどを紹介していた。

●データセンター向けのNAS

 データセンター向けのNASとして展示していたのが「TVS-h1288X」「TS-855X」だ。TVS-h1288XはXeon W1250を搭載しており、LANポートは2基の10GbEポートと4基の2.5GbEポートを装備している。PCIeスロットは40GbEアダプターやQMZカード、グラフィックスカードなどを搭載できるので、アプリケーションのパフォーマンスを向上させやすい。

 TS-855XはAtomベースの8コアCPUを搭載しており、128GBまでのメモリに対応している。1つの10GbEポートと2つの2.5GbEポートも装備しており、PCIeネットワークカードを利用すれば25GbEポートにも拡張できる。SSDキャッシュとしてはM.2 NVMe SSDスロットが用意されている。デュアルPCIe Gen 3対応スロットが4基あり、ネットワークカードを挿して拡張できる。

●中小企業やコンシューマー向け製品も

 特に中小企業やコンシューマー向けには、「TS-632X」「TS-432X」「TS-216G」を展示していた。TS-632Xは6ベイのNASで、Alpine AL-524(クアッドコア/2.0GHz)のCPUを搭載する。それぞれ2基ずつの10GbE SFP+ポートと2.5GbEポートを装備している。オプションでメモリは16GBまで搭載可能で、PCIe Gen 3 ×4対応スロットも配置されている。

 TS-432Xは4ベイのNASで、TS-632Xと同様にAL-524のCPUを搭載する。デュアル2.5GbEおよびデュアル10GbE SFP+ポートを用意し、拡張用として1つのPCIe Gen 3 ×4対応スロットも備える。

 TS-216Gは2ベイのコンパクトなNASだ。CPUにARMベースのクアッドコアプロセッサが搭載されており、メモリは最大で4GBを搭載できる。LANポートは2.5GbEポートを装備している。

 プロセッサにはNPU(Neural network Processing Unit)が搭載されており、QNAPのAI Core(AI画像認識エンジン)によって、保存された写真から顔や物体を高速に認識できる。USBデバイスにファイルをワンタッチでコピーできるボタンも装備するなど、ファイルやデータが失われるアクシデントやマルウェアなどによる攻撃からデータを守る仕組みを整えている。

 AI関連の製品として展示されていたのが、同じような内容の写真を探すアプリケーションだ。ストレージに保存されている写真データは、数が増えれば増えるほど整理が面倒になってくる。そこで、AIを利用して写真やビデオの内容を解析して整理するというシステムだ。写真内の人物やオブジェクトを認識して1つのターゲットにグループ化してくれる。

●QNAPの医療向けソリューション

 同社が展示していた医療向けソリューションは、遠隔操作で執刀したり、患者のバイタルをモニターするシステムだ。ディスプレイには実際に執刀するシーンが映し出されており、精密なモニタリングが可能であることがよく分かる展示となっていた。

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