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スウェーデン発祥のハードウェアメーカー「Fractal Design」の新製品お披露目会に潜入 Raspberry Pi用ケースも登場

ITmedia PC USER / 2024年6月13日 12時5分

 チェアはすごく種類が多く、選ぶ際に迷ってしまいがちだが、ケースやデスク回りの環境をFractal Designブランドでそろえたい場合は良い選択肢となるだろう。

●有線/無線両対応のゲーミングヘッドセット「Scape」

 次に紹介するのは、新型ゲーミングヘッドセット「Scape(スケープ)」だ。カラーはライトとダークの2種類で、本製品も発売日や日本での投入は未定だという。

 従来なら、ゲーミングヘッドセットを出すならエントリーモデルからハイエンドモデルまで一通りそろえるメーカーが多かったのだが、Fractal DesignはこのScape“一本”で勝負をするようだ。製品に対しての自身のほどが伺える。

 カラーバリエーションからも分かる通り、本製品は先に紹介したRefineとデザインをそろえている。接続はワイヤレス(2.4GHz)、Bluetooth、有線(USB)の3接続から選べ、スタンドに置くと充電できる仕組みだ。つまみでボリュームが調整できるのはありがたい。

 イコライザーも3パターンから切り替えが行え、ソフトウェアでカスタマイズできるとのこと。

●PCケースにも新製品 Raspberry Pi用ケースも参考展示

 Scapeの展示ブースにもちらっと写っていたが、Fractal DesignはRaspberry Pi用のケースも参考出展していた。同社の人気PCケース「Northシリーズ」のミニチュア版……なのだが、あくまで参考展示で、現時点での発売は予定していないという。

 出来が良いからか、日本からやってきていた販売代理店の担当者が「ぜひ発売してほしい」とプッシュしていたことが印象的だった。

 もちろん、同社の名前を世に知らしめたスタイリッシュなPCケースにも、新製品が用意される。

 「Mood」は、“PC感”が非常に薄い新型PCケースだ。リビングに家具の1つとして置いても違和感がない。ファブリック素材のあしらわれた、特徴的な本体正面から吸気し、上部にある大型ファンで上方向に排熱する設計となっている。マザーボードはMini-ITX規格のものを搭載できる。6月中に発売予定だという。

 「Era 2」もMini-ITXケースで、その名の通り現行製品である「Era ITX」の後継製品となる。「机上に置いてもコンパクトで使いやすい」というコンセプトを継承しつつ、組み立てやすさやエアフローを改善したことが特徴だ。

 トップパネルは前モデルと同様に木材を採用しているが、空気が抜けるようにスリットがしっかりと設けられている。また、背面には120mmファンが2基取り付けられている。ケーブルもしっかりとまとめられている。

 ケースを開ける際は、ダストフィルターを外してから外装を持ち上げるだけというシンプルな構造で、トップフレームもボタンをスライドして外せるツールレス構造となっている。グラフィックスカードのスペースも、3段階で調整可能だ。

 RGBのライティングに頼らない、北欧らしいしっかりとして落ち付いたFractal Designのデザイン思想は、今回発表されたチェア、ヘッドセット、ケースでも健在だ。

 自分の家のPC回りも、こうした落ち着いたデザインがいいかもしれない――そう思えるいい見本になっていた。

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