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実売2万円ちょいとリーズナブル! 3年/4年保証が付属したASUSの15.6型モバイルディスプレイを試す

ITmedia PC USER / 2024年6月14日 16時5分

 表示の色合いはごく自然だ。斜め方向から見た時に多少暗く見えるように感じるが、全体としては許容範囲だろう。ノングレアパネルを採用しているため、反射もなく見やすいのは大きな利点だ。

 使ってみてまず気になるのは、奥行きをかなり取ることにある。本製品の付属のスタンドは、縦置きでも本体を支えられるよう、かなり長めに設計されている。本体を横向きで使う場合、この長いスタンドを後方に伸ばすようにして本体を支えることになる。

 そのせいで、壁際への設置や、ノートPCと背中合わせにして利用しようとすると、後ろにピッタリつけられないことになる。一方の縦置きが、こういった問題もなく角度の調整も可能なのとは対照的だ。スタンドを伸縮式にするなど、何らかの工夫は欲しかったところではある。

 なお、Windows用のユーティリティー「ASUS DisplayWidget」を利用すれば、本体の向きを検知して画面を自動回転させることもできる。同社製品ではおなじみの機能だが、これらをひっくるめて、プラスもあればマイナスもあるという評価になる。

●OSDメニューの操作はボタンが少ないのでやや面倒

 OSDメニュー操作用のボタンは、本体の側面ではなく正面左下にレイアウトされている。困りものなのは、このボタンは移動ボタンと決定ボタンの2つしかなく、いわゆる「戻る」ボタンは用意されていないことにある。

 そのせいで、本製品はボタンを押しすぎて選びたい項目をうっかり行きすぎてしまった場合は、再びその項目が巡ってくるまで、項目をもう一周しなくてはならない。さらに1つ上の階層に戻ろうとした場合は、それぞれの項目の最後まで進めて「戻る」アイコンを選択するという、回りくどい方法を取らなくてはならない。

 本製品のOSD操作ボタンが側面ではなく正面にあるのは、側面だと縦置きにした場合に下敷きになってしまうなどの問題があるためだと考えられるが、最低でも3つのボタンがあれば一定の操作性が担保されたのに、ボタンが2つしかないせいで、操作性が低下してしまっている。ボタンそのものはサイズも大きく押しやすいだけに、ここはもう少し配慮が欲しかったところだ。

●3年(4年)保証が付属しつつ実売2万円前後とリーズナブル

 以上ざっと使ってみたが、機能を絞り込んだシンプルな製品だ。ASUSのモバイルディスプレイは多機能な反面、やや複雑だと感じる場合もあるが、本製品は接続方法をUSB Type-Cに絞るなど必要な機能に絞り込んでおり、使い方が分かりやすく、また扱いやすい。前述のOSDメニューのボタンが、少々もったいないと感じるくらいだ。

 本製品はモバイルディスプレイとしては珍しく、電源ボタンを搭載しているため、ノートPCにつないで後、電源ボタンを押すまでは、画面が消灯したままになっている。本的なモバイルディスプレイを使い慣れていると、ケーブルを差し込んだ時点で点灯するのが当たり前なので、ここはやや戸惑うが、しばらく使っていれば慣れで解決できるだろう。

 実売価格は2万円前後と、同社の製品としては非常にリーズナブルだ。これでいて3年保証もついているので、HDMI接続などサポートしない機能に問題がなければ、非常にお買い得なモデルと言える。しかも、Amazon限定モデル(MB166CR-J)ならば、保証期間は4年間に延びるのも見逃せない。

 15.6型のモバイルディスプレイを探しているユーザーは、候補の筆頭に挙げるべき製品と言えそうだ。

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