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サーバも大人気だった「GIGABYTE(ギガバイト)」ブース AI時代に向けて全方位体制

ITmedia PC USER / 2024年6月21日 18時5分

 しかしAI TOP HARDWAREは、基本的にシリーズのハードウェアを“そろえて使う”ことが前提となっている。このカードを単体で購入できるのか聞いたところ「単体で販売する可能性もあります」とのことだった。

 名目上はAI特化型のPCを構築したい人向けの製品ではあるが、そこそこパワフルでコンパクトなPCを作りたい人にとって、本カードの単体販売は歓迎すべきことだろう。

 「コンパクトでパワフルなPC」といえば、同社が参考出展していたAORUSブランドの「次世代Intel CPU」用Mini-ITXマザーボードも注目だ。こちらはPCI Expressスロットにイジェクトボタンが付いており、グラフィックスカードを取り外しやすいことがポイントとなる。

 ただ、マザーボードのサイズを考えると「グラフィックスカード“から”マザーボードを外す」みたいな、主客転倒な格好になる可能性もある。

●B2B展示がメインの本会場ブース 目玉は「ジェンスンのサイン」?

 さて、COMPUTEX TAIPEI 2024のメイン会場にあるGIGABYTEブースなのだが、先述の通りB2B製品/ソリューションの展示が主だった。しかし、一般観覧日となった最終日に来たせいか、会場は動くのも困難なレベルの混雑ぶりで、学生と思われる若い人がスタッフから熱心に話を聞いていた。

 説明員によると、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがデータセンター向けGPU「NVIDIA GB200」のコーナーの銘板に書いたサインを目当てにやってきた人も結構いたそうだ。

 GIGABYTEといえば、AI/HPCサーバ向けに独自の液浸冷却タンクと、それに対応する専用サーバを開発/製造していることも有名で、ブース展示でも注目を集めていた。

 冷却ユニットをを含むハードウェア製品に加えて、ソフトウェアベンダーと協業してサーバーの一括管理ソリューションや、サーバと機械学習用ソフトをセットにしたスターターキットを提供するなど、AIの導入ハードルを下げる取り組みを進めている。

 他のサーバベンダーとの差別化を、着実に進めている印象だ。

 今回のCOMPUTEX TAIPEIにおいて、GIGABYTEはコンシューマー向け製品からB2B向け製品まで、とにかく“AI推し”だった。程度の差こそあるが、主要なPCメーカーも同様にAIへの注力をアピールする展示が目立った。

 2025年のCOMPUTEX TAIPEIも、引き続き“AI推し”が続くのかどうか、注目したい。

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