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「AYANEO Pocket S」は持っているだけでテンション上がる、至高のAndroidデバイス 実機でいろいろ検証してみた

ITmedia PC USER / 2024年6月24日 14時11分

 ここで、同じネットワーク内にあるSteamアプリインストール済みでSteamを起動中のPCが表示されるので、タップする。

 PINコードの入力、ネットワークテストなどの後に、リンクが完了し、プレイできるようになる。あとはSteamのライブラリから選んでゲームをプレイしよう。

 画面を並べてプレイしてみたところ、AYANEO Pocket Sのゲームパッドの動きにPC側がしっかり追従しているし、画面を表示している“だけ”のAYANEO Pocket S側が遅れる、ということもなかった。ただ、1度だけAYANEO Pocket S側で4秒ほどコマ落ちし何が起きたのか分からなくなる場面があった。とはいえ、基本的に動作は良好だと感じた。

 Android向けゲームでは物足りない、ゲームパッドに対応しているゲームが少ない、PCゲームを手元で遊びたい、という人であればきっと楽しめるに違いない。

●スマホと一緒に持ち歩くメリット

 ゲームパフォーマンスをワンタッチで切り替えられるターボキーを使い、「Game」モード(電力の消費が2番目に激しいモード)で遊んでみたが、約2時間で40%ほど減っていた。これがWindowsを搭載したポータブルゲーミングPCだったら70%~80%ほど減っていたことだろう。やはりAndroid向けゲームは電力消費が少ない。

 それに加え、AYANEO Pocket Sは6000mAhのバッテリーを搭載している。筆者が仕事用として使っているiPhone 14は3200mAhだ。日常的に使うアプリの他、ゲームをしたいという場合は、モバイルバッテリーのお世話になるほかない。

 しかし、AYANEO Pocket Sがあれば、バッテリー切れを気にせずゲームをし続けられる。長時間ゲームをしていると、左側のゲームパッド部分が熱を持つが、冷却性能が高いので、本体を持てないほど熱くなるということもない。また、ゲーム中にメールやMessenger、電話などの通知にじゃまされることもない。このサイズなら、スマホとは別に持ち歩くという選択肢もあるのではないかと思った。

●ベンチマークテストの結果は?

 最後に、ベンチマークテストの結果を見てみよう。使ったのは「Geekbench 6」と「3DMark」だ。

 まずはバッテリーの消費を抑えつつ、高めのパフォーマンスを保つ「Balance」モードで、次いでバッテリーを大量に消費し、ファンも最大限に回す「Max」モードでそれぞれテストを行った。

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