1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

「VAIO Vision+ 14」は異次元の軽さだった! VAIO入魂の新型モバイルディスプレイを試す

ITmedia PC USER / 2024年7月1日 10時4分

 これらは一見すると不自由に見えるが、モバイルディスプレイを使うユーザーで、こういったメニューを細かく切り替えて使っているユーザーがどれだけいるかは不明で、さらに本製品はHDMIや音声出力などの機能がオミットされているため、それらへの切り替え機能はそもそも不要だ。最低限必要な明るさ調整を除き、その他の機能がないというのは、現実的な取捨選択の結果と見てよさそうだ。

●実機を手にすれば間違いなく軽さに驚く製品

 以上ざっと使ってみたが、とにかく軽さのインパクトは強烈だ。実測315gという軽さは、タブレットで言うと8.3型のiPad mini(約297g)とほぼ同等になる。それでいて画面サイズは13インチiPad Air(約617g)よりも大きいので、いかに画面サイズ比で軽量かが分かるだろう。

 カバースタンドは、今回紹介したノートPCの上に重ねて配置する以外に、正式なサポート対象外ではあるが組み立て方を変えることで、本製品を縦向きに設置する場合のスタンドとしても使える機能も備えており、幅広い利用スタイルに対応できる。縦置き可能と言いつつスタンドがそれを考慮していない製品は多いだけに、これは大きなプラスだ。

 実際に使っていて惜しいと思ったのは付属のケーブルで、かなり外皮が硬いことから、曲げる場合も大きくカーブさせなくてはいけない。こだわりのあるユーザーは、外皮がなるべく柔らかい市販ケーブルと交換した方が、取り回しは良くなるだろう。

 特にノートPCの画面の上に重ねて配置する場合は、コネクターがL型になったUSB Type-Cケーブルを用意すると、収まりが非常によくなる。仕様的には60W(3A)対応なので、入手はそう難しくないはずだ。

 国産というのも大きなプラスのこの製品、同社のノートPC「VAIO」シリーズに限らず、幅広く使える汎用(はんよう)性も売りで、よいものを長期に渡って使いたいユーザーには最適だろう。実売価格は税込み5万4800円と、画面サイズだけでいえばやや割高だが、十分に納得の行く付加価値を備えている。実機を手にすればその軽さに間違いなく驚く、そんな製品といえそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください