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大型掲示装置やSTEAM教材の展示も充実――「NEW EDUCATION EXPO 2024」で見た教育の未来

ITmedia PC USER / 2024年7月9日 17時30分

 底面にセンサーが搭載されており、プレイマットやカードなどに特殊印刷されているパターンの情報を読み取り、それに従って動作する。toioにはさまざまなアプリケーションが用意されているが、ここではSTEAM教育用の「GoGo ロボットプログラミング」が展示されていた。

 GoGo ロボットプログラミングには、初級編の「ロジーボのひみつ」と、より高度なプログラミングが学べる「アドバンス」の2種類があり、前者は小学校低学年から取り組めるようになっている。

 ソニーの新規事業から生まれたプロトタイピングツール「MESH」の展示も行われていた。

  MESHはブロック同士がBluetoothで接続され、ブロック同士の関係性や設定などを専用アプリでプログラミングすることができる。IoTデバイスの作成からセンサーを活用した理科実験まで、さまざまな用途に利用できることが特徴だ。

 レゴの教育用製品「レゴ エデュケーション SPIKE プライム」と、低年齢層向け製品「レゴ エデュケーション SPIKE ベーシック」も展示されていた。

 両製品はプログラミング教育でよく使われる「Scratch」に似たブロックプログラミングで動作を制御することができる。

 TFabWorksが開発した「AkaDakoシリーズ」の最新モデル「タコラッチ・ミニ」は、PCのUSBポートに直接接続して利用できるScratch用拡張ボードだ。フルカラーLEDや光センサー、人感センサー、デジタルとアナログの「Grove端子」を備えている。

 これらのセンサー類は、Scratchで利用できるようになっていて、PCと現実世界を“つなぐ”フィジカルコンピューティングを気軽に体験できる。

 その他、phrozenの光造形3Dプリンター「Sonic Mega 8K S」も展示されていた。

 リコージャパンのブースでは、STEAM教育向けとして3Dプリンターを使ったソリューションを展示していた。

 「Creality K1 Max」は、フィラメントを熱で溶解して積層する、FDM方式の3Dプリンタだ。造形のスピードが売りの製品で、限られた授業時間の中でもある程度のサイズのオブジェクトを作れることが魅力だ。

 「Bambu Lab P1S」は、4色のフィラメントを使い分け、4色での造形が可能なFDM方式の3Dプリンタだ。4色使えるということもあり、さまざまな応用が考えられる。

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