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分かりにくい「AI PC」をHPが料理するとPCやビデオ会議がこう変わる! 海外イベントに参加して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年7月15日 21時15分

 なお、本製品はストレージ容量を含めてMicrosoftが定める「新しいAI PC(Copilot +PC)」の要件を十分に満たしているが、今回のモデルではCopilot +PCへの対応は特にうたわれていない。

 筆者の推測だが、現状の「Copilot +PC」は、Qualcommの「Snapdragon X Elite」「Snapdragon X Plus」の搭載を想定したものとなっているため、要件的なアップデートがあり次第、Copilot +PCをうたうようになると思われる。

●高スペックのオールインワン型デスクトップPC「HP OmniStudio X」

 コンシューマー向け製品としては、ディスプレイが一体になった(AIO)デスクトップPC「HP OmniStudio X 27-inch/31.5-inch」も発表されている。こちらも米国では8月の発売を予定しており、最小構成の想定価格は1149.99ドル(約18万1500円)だ。

 ベースとなるCPUは両モデル共通で、Intelの「Core Ultra 5 125H」または「Core Ultra 7 155H」となる。メモリの容量は16GBまたは32GB(DDR5規格)となっている。GPUはCPU内蔵の「Intel Arc Graphics」が基本だが、31.5型モデルでは独立GPUとしてNVIDIAの「GeForce RTX 4050 Laptop GPU」が追加されている。

 ディスプレイについては、27型モデルはフルHD(1920×1080ピクセル)または4K(3840×2160ピクセル)のタッチ対応IPS液晶を選択可能な一方、31.5型モデルは2240×1400ピクセルのタッチ対応IPS液晶のみとなる。本体背面には映像出力(DisplayPort 1.4 Alternate Mode)対応のUSB Type-C端子を備える他、HDMI入力/出力端子を1系統ずつ搭載している。

 またディスプレイ上部には約500万画素カメラ(顔認証対応)と、ノイズ除去機能を備えたデュアルアレイ式デジタルマイクを内蔵する。

●AIはより現実で“実体”のあるものに

 西海岸(太平洋側)から東海岸(大西洋側)まで、HPは全米をまたいで“AI”関連イベントを行ってきた。

 本イベントの冒頭、あいさつに立ったHPのアレックス・チョウ氏(パーソナルシステムズ担当プレジデント)は、「こうしたイベントを開催するのも、AIを“リアル(現実)”とするだけでなく、“実体のある”ものとするためだ。われわれは今歴史の転換点におり、私のHPにおけるキャリアの中で最も忙しく、エキサイティングな瞬間の1つとなっている」とした上で、「HPがパートナーを含めたエコシステムに影響を及ぼし、この中でリーダーシップを発揮することで刺激的なイノベーションを実現していることを見てほしい」と述べた。

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