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MSI「PRO MP161 E2」は2万円ちょいと格安ながら3年保証も付属した15.6型モバイルディスプレイだった 実機を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年7月25日 12時0分

 画質については及第点だが、唯一の弱点は、斜め方向から見ると画面がかなり暗く見えることだ。競合製品と比較してもかなり暗い部類に入るため、複数人で左右から画面をのぞき込むような使い方が多いようであれば、別の製品を当たった方がよいかもしれない。

●縦横両置きにも対応

 そんな本製品の強みは、縦横どちらの設置にも対応しやすいことだ。スタンドはフレキシブルに伸縮および回転させられる上、スリーブケースにもそのまま入れられるため、輸送時に毎回取り外すなどの手間もかからない。用途に応じて縦横の置き方を頻繁に変える人には適した仕様といえる。

 加えて、スタンドに設けられているネジ穴を使っての設置にも対応する。ネジ穴は本体に直接開いているわけではないので、同じくネジ穴を備えた他社製品のように、ねじ込み過ぎて本体を破損しかねないか心配しなくても済む。

 OSDメニューは電源オン/オフを兼ねる決定キーとUP/DOWNキー、2つのボタンで操作する。戻るキーがなく、画面内の「戻る」にフォーカスを合わせて決定キーを押すことで上の階層に移動する特殊なメニューだが、UIとしてのつじつまは合っているため使いづらいわけではない。慣れるまでやや違和感があるというだけだ。

 メインメニューを表示せずにUPキーを押すと音量調整が、DOWNキーを押すと輝度調整が行える。これらは、メインメニューのNaviキーで割り当てを書き換えられるなどカスタマイズ性も高い。

●実売2万円台前半で3年保証付きとコスパは抜群!

 15.6型という画面サイズは、モバイルディスプレイとしてはもっともポピュラーなサイズであり、安価な製品も多数販売されている。しかし機能や品質、さらに保証面ではやや難があるなど当たり外れの大きいゾーンでもある。

 その点、本製品は全体的な品質も高く、一通りの機能がそろっているのはもちろん、L字型ケーブルの標準添付や縦置き対応など使い勝手を重視した細かいこだわりも見られる。それでいて実売価格は2万2500円前後(セールのタイミングでは2万円切りも)と、15.6型としてはリーズナブルで満足感は高い。画面を斜め方向から見ると暗く感じがちなのが、唯一気になるというくらいだ。

 さらにこの価格帯では珍しく、国内3年保証がついているのもメリットに挙げられる。4K表示対応だったりタッチ操作のサポートだったりといった突出した特徴こそないものの、15.6型で実用性の高くコスパに優れたモバイルディスプレイを探しているユーザーは、候補の筆頭に挙げるべき製品といえるだろう。

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