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AI時代だからこそ読み書きスピードが重要――Micronが新型SSD「Micron 9550」「Micron 2650」を紹介

ITmedia PC USER / 2024年7月31日 20時25分

AI時代だからこそ読み書きスピードが重要――Micronが新型SSD「Micron 9550」「Micron 2650」を紹介

Micron 9550 NVMe SSDはU.2(右上)とE1.S(下)に加えてE3.S(左上)の3種類のフォームファクターを取りそろえる

 Micron Technologyは7月31日(日本時間)、同社製のNANDやSSD製品の最新情報に関する説明会を開催した。この説明会では、7月23日(米国山岳部標準時間)に発表されたデータセンター向けSSD「Micron 9550 NVMe SSD」と、7月30日(同)に発表されたクライアント機器向けSSD「Micron 2650 NVMe SSD」の特徴が紹介された。

●速くて省エネな「Micron 9550 NVMe SSD」

 Micron 9550 NVMe SSDは、同社のデータセンター向けSSDとしては初めて、PCI Express 5.0接続に対応している。「データセンター向けSSDとして世界最速」をうたっており、読み出し性能を重視した「Micron 9550 PRO」と、読み書きどちらも多い用途向けの「Micron 9550 MAX」の2シリーズが用意される。フォームファクターはU.2/E1.S(※1)に加えて、同社としては初めてE3.Sも取りそろえる。

(※1)Micron 9550 MAXと、Micron 9550 PROの30.72TBモデルはE1.S形状を用意しない

 生成AIの流行を背景に、データセンターでは扱うデータ量と消費電力が増大している。そのため、データセンターで使われるストレージ(SSD)は「より高速な読み書きの実現」と「消費電力の削減」というある意味で“二律背反”な進化を求められているという。

 Micron 9550 NVMe SSDは、そんなニーズに応えるべく登場した新モデルだ。読み/書き両方の高速化を図りつつ、用途にもよるが消費電力を同等スペックのSSD比で最大43%抑制したという。主なスペックは以下の通り(特記のない限り、MAXとPROで共通)

・NAND:Micron製(232層3D TLC)

・インタフェース:PCI Express 5.0 x4

・OCP:対応(2.0 r21)

・容量:3.84TB~30.72TB(PRO)/3.2TB~25.6TB(MAX)

・シーケンシャルリード性能:最大毎秒1万4000MB

・シーケンシャルライト性能:最大6000MB~1万MB

・ランダムリード性能:2800~3300KIOPS

・ランダムライト性能:280~400KIOPS(PRO)/600~900KIOPS(MAX)

●世界初の第9世代NANDを採用した「Micron 2650 NVMe SSD」

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