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スマホジンバルなんてもういらない? AppleのDockKit対応で可能性が広がる「Insta360 Flow Pro」で再考する

ITmedia PC USER / 2024年8月14日 15時10分

 一昔前のスマホ用ジンバルは、ゼロ負荷でもバランスをとろうとしてジンバルモーターが暴れるかのように動き回ったものですが、Insta360 Flow Proは状況判断が早くて賢さを感じますね。

 ここでiPhone側の準備を進めましょう。iPhoneの中央部にInsta360 Flow Proに標準付属しているクランプを装着します。

 なお、このクランプは汎用性が高くAndroidスマートフォンでも使える反面、ややかさばります。もしInsta360 Flow ProをiPhone 12以降のiPhoneでのみ使うのであれば、オプションの「Insta360 Flow/Flow Pro 磁気スマートフォンマウント」を使うとベストでしょう。

●撮影アプリを選ばずトラッキングしてくれる

 標準カメラアプリなどを使う場合は、iPhoneをInsta360 Flow ProのNFCパネル部に近づけます。この作業により、Insta360 Flow ProをiPhoneにDockKit対応周辺機器として認識させます。

 クランプ/磁気スマートフォンマウントをInsta360 Flow Proに装着し、標準カメラアプリなどを起動します。そしてNFCパネル周囲にあるリングトラッキングライトが光れば、トラッキング機能が使えるようになります。

 なおInsta360アプリでペアリングを行っている場合、「Insta360 Flowシリーズが検出されました タップしてFlowで撮影を開始」という通知が表示されますが、ここで絶対にタップしないこと。Insta360アプリでなければトラッキング機能が使えなくなってしまいます。

 iPhone側がInsta360 Flow Proの接続状況を正しく認識していれば、iPhoneのカメラアプリが人物を認識し、トラッキングし続けてくれます。

 ただしInsta360アプリを使って録画しているときよりもトラッキング精度は甘め、というか、ジンバルの動きがゆっくりです。激しい動き、速い動きにはついてきません。せっかくのトラッキングが外れてしまうこともありました。

 これはiOSのカメラAPIが制御しているDockKitのパラメータによるもので、アプリ開発時に設定を変更すれば、被写体の速い動きや人物を右側に寄せるようなフレーミングといったカスタマイズが可能になります。DockKit対応の周辺機器を使いこなすアプリが出てくれば、Insta360アプリとは異なる撮影ができるようにもなるでしょう。

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