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実売4万円切り! サンコーの15.6型×2のモバイルディスプレイ「DUALDPHBK」の実用性をチェックする

ITmedia PC USER / 2024年8月19日 12時0分

 外見上の違いは、本製品の方はUSB Type-Cポートが1基少ないことで、後は重量などの細かな違いが挙げられるが、実は機能面では決定的とも言える違いがある。それは、この後に詳しく見ていく。

●2画面を1つの画面として使えるフルスクリーンモードには非対応

 では実際に使ってみよう。本製品は2画面ディスプレイということで、接続元のPCと合わせて合計3つの画面をさまざまな組み合わせで利用できる。

 まず1つは、3画面に全て別々の内容を表示するマルチディスプレイモードで、おそらくもっとも利用頻度が高いであろう表示方法だ。USB Type-Cケーブル1本を接続するだけで、2つの外部画面への出力が行えるので、バラバラに2台のモバイルディスプレイを接続するよりも圧倒的に手軽に行える。

 もう1つは、本製品の上下に同じ画面を表示するミラーモードだ。単に複製表示しただけでは使い道がないように感じるが、本製品は折り返して背中合わせにできるので、このモードと併用することで、正面に座った相手と自分とで同じ画面を参照するという使い方ができる。プレゼン用途では重宝するだろう。

 逆に本製品でできないのが、上下の画面を1つの画面と見なして出力するモードだ。前述のアイティプロテックの製品は、ここまで見てきた2つのモードに加え、この表示方法(フルスクリーンモード)に対応しており、15.6型を連結した20.5型相当の大画面で利用できるが、本製品はこうした使い方はできず、2つの画面はバラバラに使うしかない。両製品の最大の違いはこれということになる。

 なおここまで見てきたモードは、接続方法によってできる場合とできない場合がある。例えばHDMIケーブルで接続した場合は、マルチディスプレイモードは使えず、ミラーモードに限定される。またMacやスマートフォン、ゲーム機との組み合わせで使う場合も、やはりミラーモード限定だ。

 言い換えると本製品のポテンシャルが発揮可能なのは、Windows 11と組み合わせた場合のみということになる。購入にあたっては、想定している使い方ができるかどうか、事前にしっかり確認しておくことをお勧めする。

●OSDメニューは上下画面それぞれで独立 操作はやや面倒

 設定回りについて見ていこう。OSDメニューについては、下ディスプレイの右側面にあるボタンで操作する。上下2つのディスプレイそれぞれについて設定を行う必要があることから、本製品はOSDメニュー操作用のボタンが2組用意されており、そのいずれもが下ディスプレイの右側面に配置されている。

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