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今PCを買うなら「AI PC」にしようと決めた理由 【実用レビュー 第3回】キーボードやタッチパッドは使いやすい? ビデオ会議はどうだ?

ITmedia PC USER / 2024年8月27日 17時0分

 しかも、原稿を編集していたり執筆していたりする場合、カーソルを左に行かせるつもりがPageUpをおして盛大にスクロールしてしまう。使い込むうちに頻度が減ったとはいえ、前述のようにゼロにはできず、ストレスを感じる部分だった。

 なお、主要キーのキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmと、LAVIE NEXTREME Carbonの約18.7mm、キーストロークが約1.3mmよりもわずかに広く、そして深くなっている。

 そこまで気になるなら、これらのキーを使わずに代替すればいい(外付けのキーボードを持ち歩いて尊師スタイルで使えばと言う意見は、荷物が増えるので同意できない)という話があるかもしれない。

 例えば、もっとキー数が少ないPFUの「Happy Hacking Keyboard(英語配列)」シリーズのように、Controlキーとの組み合わせでカーソルキーを代用(本機の場合は別途ユーティリティーが必要だ)するという手もある。しかし、ノートタイプのキーストロークが浅く、キーの横幅も狭いキーでコンビネーションキーを多用すると、思った以上に指が疲れてしまうのだ。

 かつてPFU製品を使っていたので、コンビネーションでカーソルキーを使うことも体は覚えているが、ノートPC内蔵のキーボードを使う際はできるかぎりカーソルキーを使いたい。どうしてもキー配列やノートPCのサイズを含めて全体に影響する部分だけに、モバイルPCでカーソルキーを大きくするのは何かとトレードオフの状態になるわけだが、これまで使っていたLAVIE NEXTREME Carbonでは生じなかった問題だけに、悩ましいところだ。

 ひょっとしたらUEFI(BIOS)メニューで変更可能かもと思ったが、本機の場合はそのようなメニューは見当たらなかった。キー入力時の音については、もともとLAVIE NEXTREME Carbonが静かで強めにタイプしても気になることはなかったが、Envy x360 Laptop 14も同様だった。厳密に言うとLAVIE NEXTREME Carbonの方が静音性は高かったが、どちらのモデルも静かな環境で使っても周囲を気にする必要はないだろう。

 なお、バックライトは白色で明るさを3段階に調整できる。暗い会議室や飛行機の機内でも利用可能だ。

 逆にタッチパッドはLAVIE NEXTREME Carbon比で約1.54倍に広がり、スクロールやジェスチャー操作などもスムーズに行え、こちらはかなり快適だった。

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