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Ryzen 7 8840Uを搭載してアンダー1kg! ビジネス向けの13.3型AI PC「HP EliteBook 635 Aero G11」を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月30日 12時0分

 メモリは16GB(LPDDR5)をオンボードで実装し、ストレージはPCI Express対応SSDを512GB搭載する。

●アスペクト比16:10で広色域の13.3型ディスプレイを搭載

 13.3型の液晶ディスプレイは、1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)の解像度に対応する。最大輝度は400ニトと高めで、色域もsRGB比100%というスペックが公表されている。視野角も広く、視認性は良好だ。映り込みの少ない非光沢(ノングレア)仕様だが、実際には半光沢に近い印象で、明るさや角度によっては若干の映り込みを感じたが、光沢仕様ほどではない。

●プライバシーシャッター付きの5MP Webカメラを内蔵

 インタフェースも実用十分な内容だ。USB Type-C(USB 3.2 Gen 2)端子とUSB Standard-A(USB 3.2 Gen 1)を2基ずつ装備し、HDMI出力とヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク兼用)という内容だ。USB Type-C端子は、2基とも画面出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PDに対応する。

 約500万画素のWebカメラを液晶ディスプレイ上部に内蔵し、物理的にレンズを隠すプライバシーシャッター付きだ。顔認証用のIRカメラも統合している。

 底面にあるステレオスピーカーはディスクリートアンプを搭載することで、しっかりした音圧があって音質も及第点以上といえる。

 なお、無線LANはWi-Fi 6E(MediaTek RZ616)で、Bluetooth 5.3に対応する。OSはWindows 11 Pro(23H2)だ。

●ビジネスPCとしてバランスの取れたパフォーマンス

 ここからは、ベンチマークテストの結果を見ていこう。CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコアは1万822ptsだった。比較対象は、フォームファクターがやや大きめ(約1.3~1.5kg)の製品が多いため目立たないが、1kg以下のモバイルノートPCとしては非常に優秀だ。Core i5-8250U搭載の旧世代機(ThinkPad T480s)と比べれば、進化は歴然としている。ビジネス用途で快適に利用できるのはもちろん、ちょっとした動画編集までストレスなくできるパワーを持つ。

 PCMark 10/Modern Office Battery Lifeで計測したバッテリー駆動時間も実測で約11時間24分と十分だ。高負荷時にはそれなりにファンも回転するが、動作音は抑えられている。最新世代のCPUの電力効率を生かし、ビジネスPCとして良いバランスの製品にまとまっているといえるだろう。

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