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「Pixel Watch 3」開封レビュー Googleの新型スマートウォッチを試して分かった進化点

ITmedia PC USER / 2024年9月10日 2時5分

 Pixel Watch 2は、初代Pixel Watchから背面のセンサー形状が大きく変更となり、センサーの計測制度が40%向上したということだったが、Pixel Watch 3ではセンサー回りのアップデートには触れられていない。形状も変化していないので、この部分の目立った変更はないようだ。

 ベルトは、41mmと45mmで若干異なっており、実測で41mmが20mm幅、45mmが22mm幅となっていた。コネクター部の形状も違うので、41mmのベルトを45mmに装着することはできない。なお、41mmのベルトは従来のPixel Watch(初代および第2世代)と互換性がある。

●Pixel Watch 3ならではの新機能

 ここからは、Pixel Watch 3の新機能についてみていこう。といっても、新機能の多くはランニングに関するものだ。

 ランニング中に、リアルタイムでペースや心拍数などをガイドしてくれる「ランニング ガイダンス」が追加され、ランニング後には歩行のリズムや歩幅、地面との接触時間などを総合的に分析するフォーム記録も強化された。

 これらの新機能は、ランニングをしない人には意味がないものだが、もちろんそれ以外の機能もある。ランニング以外では、「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」の3つの機能が追加された。

 今日のエナジーは、安静時心拍や心拍変動(HRV)、最近の睡眠状況などから、体の主要や回復生体指標を導き出すというもので、Garminでいうボディーバッテリーと同様の指標だ。今日のエナジーが100に近ければ体が回復しており、アクティブにトレーニングが可能、数値が低ければトレーニングを休むか軽めにしておくといった参考になる。

 有酸素運動負荷は、有酸素運動中に心臓がどの程度激しく動いているかを記録し、トレーニングの過不足などを把握できる。目標負荷は、今日のエナジーと最近の有酸素運動負荷を考慮し、その日の運動目標を提案する機能だ。

 なお、今日のエナジーは初代Pixel WatchやPixel Watch 2でも利用できるが、有酸素運動負荷と目標負荷はPixel Watch 3専用となっている。

 ただし、これらの数値を確認するには、Pixel Watch 3を7日間装着する必要があり、今回の試用期間では実際に確認することはできなかった。

 運動以外では、Pixel Watch 3上でPixelに搭載されている「Google Pixelレコーダー」が利用可能になった。Pixel Watch 3上で文字起こしをすることはできないが、Pixelスマートフォンとペアリングしている場合には、スマートフォンのレコーダーアプリにバックアップでき、そこで文字起こしが可能だ。スマートフォン経由でクラウドへのアップロードも行える。ただし、Pixelスマートフォン以外では、そもそもスマートフォンへのバックアップも行えないようだ。

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