Lofree「FLOW Lite」は滑らかタッチとコスパに優れる大注目のメカニカルキーボード
ITmedia PC USER / 2024年9月12日 12時5分
同時にキーボードは筆や万年筆のように「キーを押したとき=文字を記したときのセクシーな感触」の良しあしで選んでもよいデバイスだという思いが強くなります。
●FLOW LiteはFLOWの下位製品は言い切れない
FLOW Liteには、FLOWより安い(後述)のに、FLOWより使いやすくなっているポイントが2つあります。
1つ目は、ワイヤレス接続の方式が選べること。Bluetooth接続だけではなく、付属のUSBドングルを用いた2.4GHzワイヤレス接続が可能です。
有線接続とほとんど差がないとはいえ、気になる人にはとても気になってくるし、なんなら気持ち悪さも感じてくるBluetooth接続時の遅延を解消するためでしょうか。FLOW Liteのキーをたたくと有線接続と変わりがないと思えるくらい、接続しているPC側にはダイレクトに文字が打ち込まれていきます。
実はFLOWにはこのドングルが付属しておらず、2.4GHzによる無線接続に非対応でした。
もう1点の改良ポイントは、キックスタンド(ティルトスタンド)の搭載です。デザイン優先で作られたと思われるFLOWの脚部は固定式でしたが、FLOW Liteはご覧のように角度調整用の足が付きます。
椅子の高さと机の高さ、そしてキーボードを使うユーザーの体形など、さまざまな要因が重なり合うために、キーボードには絶対に角度調整用のキックスタンドが必要とは言い切れませんが、筆者はキックスタンドで角度をつけた方が疲れにくくて長時間のキー入力が楽になるという感想を持ちました。よってこの機構は歓迎できます。
●柔らかタッチバージョンでも納得できる低ノイズ性能
FLOW LiteにはKailh製ロープロファイルのフルPOMスイッチが使われれるようです。製品情報を見ると、軽い押し心地のSpecter、もしくは静音性重視のHadesの2種類から選べる様子です。筆者が使わせてもらったのはSpecterでしたが、いずれもキーストロークは2.8mmで、ロープロファイルキーボードとしては極めて良好です。
メンブレン式やパンタグラフ式のようにすぐに底突きすることはなく、軽やかに文字入力を続けられる深さと柔らかさを両立しています。キータッチ音も控えめなもので、耳になじみやすいですね。Hadesはさらにノイズが少ないのでしょう。一度試してみたいところです。
そして特筆するべきは軸ブレをほとんど感じないこと。キートップの四隅から押し込むようにしても、キートップの天面が上下左右に動くことはなく着実に押下できます
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