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長年のPixelユーザーがiPhoneに乗り換える前に最新の「Pixel 9/9 Pro XL」を触った理由

ITmedia PC USER / 2024年10月10日 17時0分

 9シリーズについては、iPhoneのような宝飾品性能が必要な人には物足りないかもしれないですが、統一感やバランスも良く、ギラついていなくて、丸みの使い方も上手に見えるので個人的には最近で一番好きなデザインです。

●弱点を残したままiPhoneに追い付いてしまった価格

 そんなGoogle Pixelですが、今回の価格(いずれも直販のGoogle Store価格/税込み)が

・Pixel 9:12万8900円~

・Pixel 9 Pro:15万9900円~

・Pixel 9 Pro XL:17万7900円~

 で、真っ先に思うのが「iPhoneみたいな価格になった!」です。実際に、先のグラフでもPixel 9は価格でiPhone 16をわずかに追い抜いてしまっています。

 一方で、Pixel 9シリーズに搭載されるGoogle独自設計のSoC「Google Tensor G4」は、iPhoneや他社ハイエンド機に搭載されるSoCと比べて性能で何歩も後れを取っている状況は続いています(こちらのページの中程に、Tensor G4とSnapdragon 8 Gen 3の性能比較があります)。

 一般的なアプリを使って遅いと思うことはないですし、実際にPixelシリーズが受け入れられていることからも、多くの人にとってハイエンド機の性能が「どうでもいい領域」に入っているのは確かだと思います。

 ですが処理が重いゲームや、一部のクリエイティブアプリではそうはいきません。他社ハイエンド機と比べるとPixelではスムーズさに欠けたり、待ち時間が長かったりというのは普通に起こります。

 まず、重いゲームをたくさんやりたい人は本機はあまり優先して検討しないのが良いと思います。また正直言って、これくらいの価格帯では目立った弱点が無い事が求められるのが普通だと思うので、本機は「良いディール」を探して買わないと割高感が目立つと思います。幸いにPixelシリーズは公式ストアでもキャンペーンが豊富ですし、未使用中古も手に入れやすいため、買い方を工夫しながら検討すると良いでしょう。

●どう見えるかは端末次第の「とてもキレイに撮れるカメラ」

 まずこの写真を見てください。同じ写真を2台の端末で表示しています。

 印象がかなり違うのが分かるでしょうか。撮影したときの印象に近いのは右です。Google Pixelは少し前から、HDRディスプレイとSDRディスプレイの両対応になる写真の出力に対応していて、それを「ウルトラHDR」と呼んでいます。

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