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世代最強のCPUとGPUのパワーを1台に! Ryzen 9 9950X搭載の「DAIV FM-A9G90」を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年10月18日 17時0分

 3Dゲームを4K(3840×2160ピクセル)以上の高解像度かつ高画質で快適にプレイできる描画性能はもちろん、AI推論の高速な処理性能、超高速エンコード性能を備えており、プレビューなどの描画処理、レンダリング、エンコード、AI推論を利用した超解像や自動フレーミングなど、クリエイティブワークのさまざまな場面で処理を高速化してくれる。

●大柄ながら運用しやすい専用シャシーを採用

 DAIV FM-A9G90のシャシーは、DAIVシリーズ専用のオリジナル設計で、2023年1月から導入された新型を採用している。

 このシャシーのプロダクトデザインには、数々の企業広告制作などで実績がある「アマナ」のクリエイターの声が反映されており、制作の道具としての機能性と美しい外観を兼ね備える。

 シャシーの上部にはハンドルが一体化されている。ハンドルのみで持って歩くような使い方は想定されていないため、移動する際は両手で支える必要があるが、持ち上げの際にしっかり力を入れてグリップできるハンドルがあることで負担が減り、設置や移動がしやすくなっている。また、後部の足部分にはキャスターも搭載しており、床上での前後の移動についてはハンドルで前部を軽く持ち上げるだけでスムーズに行える。

 シャシーの内部スペースは広く、大型の冷却装置やハイエンドパーツも余裕を持って格納可能だ。240mmラジエーター搭載の水冷クーラー、3連ファンの大型のGPUクーラー、前面に3基、背面に1基装着されるケースファンにより、強力かつ効率的な冷却が行える。

●2.5GBASE-Tの有線LANにWi-Fi 6Eの無線LANも標準装備

 グラフィックスカードの画面出力端子は、DisplayPortとHDMIを2基ずつ搭載しており、4画面の同時出力が可能だ。

 USB端子は、前面(上面手前側)と背面合わせ13基を備える。前面と背面それぞれにUSB Type-C端子を1基ずつ配置しているのも、細かいながらも好印象だ。

 通信機能も充実している。一般的な1000BASE-Tの2.5倍の転送速度をもつ高速規格「2.5GBASE-T」対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6E対応の無線LANとBluetooth 5.3を標準で装備している(Intel AX210の通信モジュールで対応)。

●ベンチマークテストで最高峰のパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストのスコアを見よう。CPU性能をストレートに反映するCINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアは2218ptsだった。ノートPC型のクリエイターPCで搭載例が多いCore Ultra 9 185Hの2倍を超えるスコアであり、シリーズ最強CPUならではという高いスコアをマークしている。

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