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モバイルディスプレイもフォルダブルの時代に! 開くと17.3型になるASUSの有機ELモバイルディスプレイを試す

ITmedia PC USER / 2024年10月25日 12時0分

 重量は約1.17kgと、17型クラスであること、スタンドの重量も込みであることを考えると軽量だ。圧倒的に軽いかというとそうではないが、どちらかというと畳んでコンパクトに持ち歩けることこそが、セールスポイントと言っていいだろう。

 付属品はHDMIケーブルとUSB Type-Cケーブル、さらにUSB充電器に加え、三脚ソケットキット、持ち歩き用のポーチ、クリーニングクロスなどがセットになる。

●縦と横どちらでも余裕のある画面はフォルダブルならでは

 では実際に使ってみよう。PCと接続するためのポート類は左側面に集中している。この左側面にはOSDメニュー操作用のボタンも配置されており、本体を縦向きで使う場合は、この左側面が上に来る形となる。

 USB Type-Cポートは2基あり、機能的には同一だ。なおUSB Type-C接続の場合は、本体の輝度は30%までに制限されるので、それ以上明るくしたい場合は、別途USBケーブルを用いての給電が必要になる。他社製品のように初期値が30%にリセットされるだけで構わず輝度を上げられるわけではなく、補助給電なしでは30%止まりとなるため要注意だ。

 本製品は縦横どちらでも利用できるが、画面のアスペクト比が4:3と、天地に余裕があり、横向きの利用であっても窮屈さは感じにくい。そもそもの画面が大きいことに加えて、縦方向に広いこのアスペクト比によって、余裕のある表示領域を実現している格好だ。

 一方で縦向きに使おうとすると、かなり背が高くなってしまうので、ノートPCとの組み合わせではあまりバランスがよくない。逆にデスクトップPCとの組み合わせで使う場合は、縦向きの方が高さが合わせられるためバランスはよさそうだ。なお、Windows向けアプリ「DisplayWidget Center」を用いれば、画面の自動回転にも対応する。

 OSDメニューは、画面を横向きにした状態で左側面上部に配置されるボタンを使って操作する。ボタンは画面ごとに割り当てられる機能が変わるタイプで、操作性はあまり直感的とはいえないが、メニューの階層構造自体は分かりやすく、カスタマイズ性も高い。

 このOSDメニューは左上に表示されるレイアウトで、画面の向きと連動して表示が縦向きになるといったことはない。従って画面を縦向きに使っている場合は、90度回転した状態で操作せざるを得ない。タッチではなく物理ボタンで操作するが故の制限ということになる。

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