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“ながら会議“にピッタリ! オープンイヤー型イヤフォン「Cleer ARC 3 Music Pro」

ITmedia PC USER / 2024年11月1日 12時15分

 ディスプレイ付きイヤホンケースでは、こんな機種もあります。

●気になった点もいくつか

 一方で、いくつか気になった点もありました。

 まず、耳に掛けるタイプのイヤフォンなので、メガネを装着している自分にとっては装着がやや手間です。かける時に少し干渉します。

 イヤフォン本体に触れて操作できるタッチセンサーに関しては、反応が良好で操作しやすいがゆえに、装着時などに誤作動してしまう場面もありました。こうしたタッチ操作の機能割り当ては専用アプリで変更できるので、私は1回タップ時の機能をオフにしました。こうしたカスタマイズもユーザーの好みにあわせてアプリでしっかり行えます。

 また、ケースにイヤフォンを収納する向きが左右逆な点も自然ではないと感じます。ケースを小型化するため左右を反転させたのだと思われますが、慣れないと違和感が大きいです。

 さらに、首の傾きで操作するヘッドトラッキング機能も搭載されていますが、正直なところ、この機能はやや使い勝手が悪いと感じました。反応の良さ/悪さではなく、そもそもインタフェースとして、人間が普段から自然に行う動きで反応してしまう可能性があるのは誤作動を招きます。筆者の場合、肩凝り防止のために首をぐるぐる回したりすることもよくあるので、早々と機能をオフにしてしまうかもしれません。

 もう1点、ケースのファームウェアアップデートには時間がかかった点も気になりました。ファームウェアのバージョンにもよると思いますが、私の場合、更新に約5時間かかりました。(バージョン 0.0.0 → 2.0.0)

 iPhoneの専用アプリを起動しっぱなしでアップデート処理を行うため、この間、iPhoneを持ち出すことができず、少しストレスを感じました。私の環境の問題だったかもしれませんが、ファームウェアアップデートのタイミングはご留意いただいた方がよいかなと思います。もちろん、アップデートの時だけのお話なので、大きな問題があるわけではありませんが。

 最後にこれからの進化について期待したい部分として、iPhoneの通知読み上げに対応していると、さらに素晴らしいイヤフォンになったと感じます。iOSの「設定 > Siri > 通知の読み上げ > ヘッドフォン」をオン(iOS 18.0.1)にしておくと、AirPodsなどでは通知が来たら読み上げてくれます。長時間装着していたいと思わせるARC3だからこそ、何らかの形でこうしたヒアラブルデバイスとしての機能も追求していただきたいです。

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