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USBドングルで超低遅延! ANCにも対応したTWSイヤフォン「HyperX Cloud MIX Buds 2」を試す

ITmedia PC USER / 2024年11月18日 12時2分

 ドングルを使用する場合、面倒なBluetooth接続などの設定が必要ないのもメリットだ。USBオーディオに対応しているデバイスであれば、ドングルを挿すだけでイヤフォンが利用可能になる。

 バッテリー駆動時間は約7時間で、ケースを併用すれば最長26時間となる。イヤフォンの充電時間は約1.5時間となっている。

●マルチコネクトの活用シーンは限定的

 Bluetoothとドングルでの2.4GHz接続で、別々のデバイスに接続するマルチコネクションに対応しており、PCにはドングルを挿して2.4GHzワイヤレス接続、スマートフォンとはBluetooth接続という利用が可能だ。PCでゲーム中にスマートフォンに着信があった場合、ドングルのボタンを押すとスマートフォンで通話できる。

 このマルチコネクトはBluetoothのマルチポイントのように思えるが、実態はかなり異なる。ドングルを使った2.4GHz接続とBluetooth接続を併用する場合、デフォルトではBluetooth側は通話用にしか利用できない(メディア再生用の機器としては認識されない)。ドングルのボタンを長押しすることでBluetooth側でもメディア再生が可能になるが、ドングル側を利用する場合には再度長押しが必要だ。

 実用上は、自宅ではPCにドングルを挿しっぱなし、外出時にはスマートフォンとBluetooth接続といった使い方になるだろう。

●アクティブノイズキャンセリングもサポート

 前モデルのHyperX Cloud MIX Budsはアクティブノイズキャンセリング(ANC)には非対応だったが、HyperX Cloud MIX Buds 2ではANCが搭載された。公式な数値は公表されていないが効果は高く、カナル型のパッシブなノイズキャンセルと相まって、低音だけではなく人の話し声など中音域もかなり打ち消してくれる。ただし、装着時の圧迫感はやや強めに感じた。

 ANCの効き具合は調整できず、オン/オフと外部音取り込みの切り替えのみ可能だ。

 音質は、低音がやや強めで若干ドンシャリ傾向にある。アプリから5つのプロファイルを切り替えられるが、そこまで大きな差は感じなかった。また、自分でカスタマイズすることもできない。この辺りは、ゲーミング向けとして割り切っているのかもしれない。

 2.4GHzワイヤレス接続を利用する場合、ドンシャリ感が抑えられてフラット気味になる印象を受けた。筆者はどちらかと言えば、2.4GHz接続の方が聞いていて疲れにくいと感じた。

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