1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

中国AYANEOが液晶付きミニPCやポータブルゲーミングデバイスの新製品を一挙発表

ITmedia PC USER / 2024年11月21日 12時10分

中国AYANEOが液晶付きミニPCやポータブルゲーミングデバイスの新製品を一挙発表

「Pocket DMG」を手にするAYANEOのアーサー・チャンCEO

 中国の深センに拠点を構えるゲーミングデバイスメーカー「AYANEO(アヤネオ)」が、Androidゲーミングデバイスの国内投入を発表した。縦型デザインの「AYANEO Pocket DMG」、7型有機ELディスプレイ搭載の「AYANEO Pocket EVO」と、既存モデル「AYANEO Pocket S」の新色などだ。

 その多くは、過去に発売された“何か”を思い出させるような外観をしている。しかし、AYANEOのアーサー・チャンCEOは、「(過去の他社製品を)オマージュはするがパクリはしない」と語る。この記事では、チャンCEOが語った新製品の見どころを紹介する。

→速報記事

●“クラシック”を再定義する「Pocket DMG」

 「真のゲーマー、ゲーマーを知る」(Real gamers know gamers)――これがAYANEOの理念だ。チャンCEO自身、100台以上のMD(ミニディスク)プレーヤーを所有し、ソニーの工業デザインに関する本を執筆したという経歴を持つ、コアなガジェットファンだ。

 そんな彼が率いる同社が、満を持して投入したのが初代ゲームボーイから着想を得た「Pocket DMG」だ。

 「感覚的に似せているが、形は全く似せていない」というチャン氏の言葉通り、Pocket DMGはゲームボーイを想起させながらも、独自の“美学”を備えている。

 物理ボタンとタッチ操作の融合、クラシカルな外観と最新テクノロジーの調和など、随所にAYANEOのクラフトマンシップが光る。チャンCEOによると、Pocket DMGはゲームボーイだけでなく、ソニーのMDプレーヤーやのPDA「CLIE(クリエ)」など、往年のガジェットからも着想を得ているという。言われてみると「なるほどな」と思うポイントも見受けられる。

 ゲーム機として見た場合の本機は、3.92型有機ELディスプレイ(1240×1080ピクセル)と、QualcommのSoC「Snapdragon G3x Gen 2」を組み合わせていることが特徴だ。

 ディスプレイは419ppiの高精細で、アスペクト比と解像度はレトロゲームの表示に最適なものを選定したという。有機ELの特性を生かして、画面の非表示部分(黒枠)が目立たないため、表示された画面への没入感は高い。

 「縦型ゲーム機で2つの物理スティックを搭載すると不細工になる」というチャンCEOの美意識から生まれた独自のソリューションが、左ジョイスティックの左側にあるタッチパッドだ。半年の開発期間を経て、物理スティックに迫る操作性を実現したという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください