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中国AYANEOが液晶付きミニPCやポータブルゲーミングデバイスの新製品を一挙発表

ITmedia PC USER / 2024年11月21日 12時10分

 左側面に配置された「マジックスクロールホイール」も、単なるボリューム調整ホイールを超える機能を持つ。日本の部品メーカー「アルプスアルパイン」製のこのホイールは、長押しでメニューの呼び出し、回転で項目選択、クリックで決定という多機能な操作系を実現している。画面輝度や冷却ファンの回転数、振動強度など、さまざまな設定をその場で調整できる。

 Snapdragon G3x Gen 2は、ゲーミングデバイスでの利用を想定したSoCだ。それだけに、システムに高い負荷がかかり続けると発熱が大きくなる。

 その点、Pocket DMGでは約1万3300mm2の大型冷却機構により、Snapdragon G3x Gen 2の性能を最大限に引き出せるようにしている。手持ちのレトロゲームをエミュレーターを介して遊ぶ際はもちろん、最新のモバイルゲームもストレスなく動く。

 バッテリーの容量は6000mAhで、レトロゲームなら10時間以上のプレイが可能だという

 Pocket DMGは2025年1月31日の発売予定で、価格は8GB/128GBモデルが8万4800円、16GB/512GBモデルが10万9800円、特別なレトロカラーモデル(16GB/1TB)が12万4800円となる。通常モデルのカラーはムーンホワイトとアークティックブラックから選べる。

 なお、本製品を12月1日までに予約して購入すると、本体価格が5%引きとなる。また予約特典として専用メッシュケース、液晶ガラスフィルム、ジョイスティックキャップが付属する。

●3~4年かけて実現した「夢」を搭載した「Pocket EVO」

 「Pocket EVO」は、世界初となるフルHD(1920×1080ピクセル)の7型有機ELディスプレイを搭載し、最大165Hzのリフレッシュレートと最大800ニトの輝度、HDR対応により、モバイルゲーミングの新次元を切り開くという。チャンCEOによれば、このディスプレイは「3~4年かけて実現した夢」だという。

 本製品で注目すべきは冷却設計だ。本製品もSoCとしてSnapdragon G3x Gen 2を採用しているが、大型の冷却ファンを搭載することでその性能を長時間持続させることが可能だ。

 この冷却ファンは、特にPC用エミュレーターを稼働する際に真価を発揮するという。一部ユーザーは、PCゲーム「グランド・セフト・オートV」のPC版をフルHD(1080p)で動作させることにも成功しているという。

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